「シャザム!」★★★☆ [映画日記]
ああ、次々と製作されてゆくアメコミ・ヒーロー映画。
終わりがないんですよ、底なし沼!
しかし、さすがアメリカ。
あすこはアメコミの本場!
使い古されているヒーローという題材で、またしても独自性のある作品を見事に作りあげたわい。
そんで日本に送り込んできたわい!
近年のアメコミ・ヒーロー映画は続編が重なって、出演者の老朽化が深刻。
だいぶ、老け込んできたんですよ!
同時に、観ているワテら観客も、いい年になってますけども!!
「シャザム!」では、一気にキャストの若返りを図ってきております。
主人公は子どもですよ、お子様!
養子が変身してヒーローになるんですよ、養子マン!
脇役も、ほとんど子ども。
ガキンチョ軍団!
悪役も「元・虐げられてきた子ども」ということで。
小学生から楽しめる作品に仕上がっております。
主人公の少年ビリーは、幼少の頃に母親と生き別れになってしまうのですが。
その顛末も切なすぎて素晴らしい〜。
孤児となったビリーが世話になる家庭は、養子ばかりが集まったお宅。
養父も養母も良い人で感動〜。
映画の「養子ネタ」って、ちょっぴり寂しいテイストになりがちですが。
今回の「養子ネタ」はポジティブ志向で、幸せいっぱい。
ドリーム養子ですよ!
養子を育てる家庭の全てが、こんな楽しいお宅ならいいのにな〜、と思いました。
あらゆる「養子ネタ」でキュンキュンさせてくるところが新鮮でした。
さすが養子文化が根付いたアメリカ。
「養子ネタ」ならゴマンとあるんでしょうな!
そんな「養子ネタ」と、血は繋がらずとも結束は固い家族ドラマが盛り上げて、ラスト付近ではカタルシスを感じさせる、最高に楽しい展開が待ってました。
続編もあるみたいなので、これは早く作ってほしいな。
早くしないと子役たちが育ちすぎてしまう。
食えなくなっちまいますからな、熟れすぎて色が変わったピーマンみたいに!
ビリーが変身したスーパーヒーロー役は、テレビ男優ザッカリー・リーヴァイで、悪役はマーク・ストロングが演じているという。
低賃金でよく働く男たちですよ!
あとは子役が中心だからな〜。
コストパフォーマンス最高〜。
安くて旨いヒーロー映画でした。
Shazam! (Original Motion Picture Soundtrack)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Watertower Music
- 発売日: 2019/05/10
- メディア: CD