「ズーランダー NO.2」★★★ [映画日記]
2001年のコメディ映画「ズーランダー」は、おバカな男性ファッション・モデル2人組が活躍するお話でした。
平成のきらめきですよ!
その続編が、2016年にもなって出来上がってましたよ知らぬ間に!!
先日、配信サービスのメニューで発見したので観てみました。カメオ出演的にちょこちょこ顔を出してくる人材が豪華すぎる〜。
冒頭から、いきなりジャスティン・ビーバーが本人役で登場。
中盤には、ケイティ・ペリーやアリアナ・グランデとか。
クライマックスにはスティングとか。
いや〜、スティングさんも〜、フサフサした毛で、しかも口ヒゲまで蓄えると、普通のオッサンに見えますな〜。
普通に馬券売り場にいる、タダのおやじですよ!
ファッション界からは、マーク・ジェイコブスやヴァレンティノ等が本人役で、しかもセリフ付きで登場〜。
みんな意外とセリフ回しが様になっている。
さすが、ライティングされた舞台に慣れてますな。
セレブの場慣れ感ですよ!
映画界からはキーファー・サザーランドやザンスーが出たーっ!!(←スーザン・サランドン)
アレキサンダー・スカルスガルドやベネディクト・カンバーバッチとかも出ていたし。
もっともっと、いろいろ出てますよ。
メインキャラクターはベン・スティラー、オーウェン・ウィルソンが演じていて、出番の多い脇役はペネロペ・クルスやウィル・フェレルなどなど。
バブル期の再来か?!と思わせる高級素材のオンパレード。
まるで結婚披露宴で出された料理ですよ伊勢海老!
もう、どうやって食べたらいいのか分からーん!!
昔ながらの、派手なアメリカ感がたまりませんでした。
バタ臭いんですよ!
たしかに米国のお笑いネタは日本人に合わないかもしれないけれど。
ベロに合わないかもしれないけれど!
これだけの人材を揃えた作品が日本未公開だというのは残念でした。
多様化が進んだ現在のハリウッドでは、もう、こういう「白人がキャッキャ、キャッキャと騒いでいるコメディ映画」は製作されにくいのではないだろうか。
この作品が製作された2015年くらいが、こういう作品が製作される最後の時代だったのかも。
暮れゆく平成を思わずにいられませんでした。
インターポールのファッション課に所属している女性役がペネロペ・クルスなのですが。
水着を着せられていてビックリ。
平成最後の大サービスでした。