「This Is Me… Now ディス・イズ・ミー…ナウ」★★★ [映画日記]
amazonプライム・ビデオに変わったものが上がっています。
妙なものですよ!
ジェニファー・ロペス原案・製作・脚本・主演による作品ですけども。
ジェニファー・ロペスの新アルバム「This Is Me… Now ディス・イズ・ミー…ナウ」発売と同時に配信された、本編時間65分の映像作品。
どうやら「PV以上、映画未満」の宣伝手法っぽいです。
配信というか、バラまかれたんですよ、ビラみたいに!
こんな使い方があるんですね、amazonプライム・ビデオには!!
女優とシンガー両刀使いのジェニファー・ロペスだから可能な芸当ですけども。
こういうのを企画して仕掛けてくる裏方さんも、たいした手腕ですよね。
本編は、ジェニファー・ロペスがアルバム曲を歌ったり、踊ったりするPVぽい映像がありつつも、曲間にはドラマ・パートを挿入してミュージカル風の仕立てに。
主人公には名前はありませんが、どうやらジェニファー・ロペス本人っぽいです。
劇中に出てくる自宅が豪華を超えて、もはや施設!
家というより、ららぽーと!!
服やアクセサリーも、いちいち高級で富豪感が満点でした。
そんな主人公が、自分の恋愛遍歴を顧みるという物語らしいのですが。
あらゆる男性に抱かれ、何度か結婚もしたけれど失敗続き。
いつかは相性ピッタリの男性に抱かれたい、みたいな内容かと思います。
回想として結婚式の場面がありますけども、幸せ一杯、ピンク系「お姫さま」的・映像が印象的。
「ジェニファー・ロペスって、こういう昔ながらの結婚場面が大好きだよね。ああ見えて乙女だよね」と思いました。
しかし、今どき「シンデレラ志向」も古いかもね、なんて思っていたら。
劇中にて「ジェニファー・ロペスは独立心の高い女性」と、わざわざセリフで説明がなされました。
「そうか、シンデレラ志向ではないのか。失礼しました」と思ったら、また別の男性を探している場面になって「どっちですか?!」と思いました。
総合的に見て、ジェニファー・ロペスは「セクシー・シンデレラ」なのかもしれません。
「抱かれ続けるシンデレラ」ですよ!
とくに深い意味もなく、なんでか幼少時代の思い出も語られたりして、物語はまあまあハチャメチャでしたけども。
PV界の巨匠が手がけた映像は、カネがかかっていてゴージャスです。
これは入魂の一作ですね、事務所の!
ちなみに、ベン・アフレックも変装して友情出演していました。
使用曲は、全曲いい感じです。
今作の鑑賞後にアルバムも聴いてみましたが、とっても良い出来ですね。
懐かしい王道感、キラキラしていながらも洗練味のある色気があり、大人の女性らしいエレガントなアルバムでした。
映画等では、セレブ風味を盛りすぎがちのジェニファー・ロペスですけども。
楽曲では、セレブ風味がありつつも、やりすぎていないサジ加減がお見事です。
良いスタッフに囲まれているのでしょうね。
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