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「ほの蒼き瞳」★★★ [映画日記]

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「ファーナス/訣別の朝」などでタッグを組んだコンビ、「スコット・クーパー監督&主演クリスチャン・ベール」が放つ作品です。
 
「どんな映画ですかな?タイトルだけ見ると、お堅そうだけど?」と思って観てみたところ。
 
時代は1830年、ニューヨーク州にある陸軍士官学校を舞台とした猟奇殺人ミステリーでした。
 
なぞなぞ映画ですよ!
 
クリスチャン・ベール演じる元・刑事が事件の真相を追うのです。
 
なんと、あのクリスチャン・ベールが名探偵〜!
 
相棒は、実在した人物エドガー・アラン・ポーという点も楽しいです。
 
エンターテインメントなのですが、適度にダークな風合いで、影のあるクリスチャン・ベールにもピッタンコの内容でした。
 
近年、「エノーラ・ホームズ」シリーズではヘンリー・カヴィルが、「ナイブズ・アウト」シリーズではダニエル・クレイグが出演し、トップ男優がミステリー作品に進出する例が目立ちますけども。
 
男優さんにとってはアクションが少ないから、肉体改造をしなくていいですしね。
 
ラクに稼げるんでしょうね、ギャランティ!(←いやらしい)
 
また、ミステリーは話にオチが付くので、観客の満足度も高く、大きく酷評されることもありません。
 
打率も高いコンテンツなんですよ!
 
昔は、ハリウッド男優は大作アクション・シリーズの主演を張ってこそ一流、みたいな風潮があったと思うのですが。
 
「スポーツで1番取れ!」みたいなノリですよ!
 
今後は、ミステリー・シリーズでコツコツ稼ぐことがトレンドになるのかな。
 
男優も、文系の時代に突入したのかもよ。
 
というわけで、「なるほど、クリスチャン・ベールもミステリー・シリーズで生計を立てる方向になったんだね」と思って観ていたのですが。
 
今回のストーリーでは、続編は作られない感じ〜。
 
きれいに完結しているではないか〜、初回から完結編!
 
他作品でもクリスチャン・ベールは、化粧や激ヤセの役作りで別人化してますけども。
今作では、ほぼ素顔。
 
枯れたイケおじ路線で、ラクラク芝居。
 
重い展開にもなり、演技力が必要な場面もありましたが、クリスチャン・ベールなら朝飯前でしょう。
 
余裕で、やってのけてました。
 
しかも、お友達の監督と共同プロデュースをしているし、撮影が終わったら2人で飲み歩いてたんじゃないの〜?!(←未確認)
 
こんな楽しい仕事を、今回だけで終わらせるなんてモッタイナーイ。
 
どうにかして、続けてほしいな「ほの蒼」シリーズ!
 
 
陸軍士官学校の死 上 (創元推理文庫)

陸軍士官学校の死 上 (創元推理文庫)

  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2010/07/10
  • メディア: 文庫


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