「ノースマン 導かれし復讐者」★★★ [映画日記]
どうしよう、好きな人しか出てないんですけど〜。
名前のリストを眺めるだけで満足じゃーっ!
10世紀のアイスランドが舞台の復讐劇です。
寒々しい風景と、殺伐とした肉弾戦がたまらない作品。
王である父を殺され、復讐の鬼と化す息子アムレート役は、アレクサンダー・スカルスガルドですよ。
父役はイーサン・ホークで、母役はキッ子!(←ニコール・キッドマン)
アレクサンダー・スカルスガルドの相手役は、最旬女優のアニャ・テイラー=ジョイ。
チョイ役としてウィレム・デフォーやビョークが出ています。
ウィレム・デフォーは何にでも出るから、まあ良いとして。
ビョークを、よく引っ張り出してきたと思います。
一体どうやって説得したのでしょう。
「ちょっと撮影スタジオに来てみ。寿司食わしたるから」と誘ったのかな?!
エサで釣ったのかもよ!
キッ子とスカルスガルドは、海外ドラマでは夫婦役でしたけど、今作では母子っていうものスゴイですね〜。
キッ子って何でもやれるんですね〜、カルスガルドの妻から母まで!
今作でスカルスガルドは製作も兼ねているから、キッ子にはスカルスガルドが声をかけたのかもしれませんね。
「ちょっと姉さん。キッ子姉さん。ワイの映画に出てくれませんか」と。
スカルスガルドに頼まれたら、たいてい断れやすまい。
なんたってスカルスガルド様は、2世タレント様かつ、イケメン様でございますからね!(←嫌味かい)
「ライトハウス」などを手掛けた鬼才ロバート・エガースが、ついに今作、長編3作目で予算たっぷりの大作に挑戦〜。
持ち味である「おどろおどろしさ」が充満、バイオレンス重視というより、妖しさ重視という感じで、酔える世界観になっていますね。
これ、ストーリーが面白かったら最高だったのにな〜。
ストーリーはシンプルで、人物像も浅めなんですよね〜。
なんでも、原作は、北欧で有名な伝説らしいです。
北欧のレジェンドなんですよ!
だから、基本設定を大胆にアレンジできなかったのかな〜。
俳優さんたちの演技は素晴らしく、監督からの難しい要望にも、よく応えていると思います。
みんな獣のように咆哮したり、泥やお水に入ったり、飛んだり跳ねたり、大変そうでした。
とくにスカルスガルドは主役だし、とってもハッスルしていましたけども。
スカルスガルドがお水に入っている場面では、「選手かい」と思うくらい、きれいな平泳ぎ!
10世紀という舞台設定の割には、2020東京オリンピックみたいな風味!!
そこは「犬かき」でも良かったと思う〜。(←カッコ悪いですか)
待ってましたぁ!
アメリカで早くに見たので、これは野村さんの感想が聞きたい、キッ子姐さんも出てるし、きっと観られるよね、感想書いてくださるよね、と、心待ちにしておりました。
キレイどころが二人もいるのに泥臭くて骨太、暗~い画面から臭ってきそうで大層堪能いたしました。たしかにお話は実にシンプルなうえ、ハムレットの元ネタという宣伝でしたので最初からネタバレを食らったようでしたが、演技力を全く要求されてなさそうな役のスカルスガルドさんの汚さが良かったので話なんかどうでもええわい、と、思いました(ヲイ)
しかし、ビヨークさんが出てきたのは驚いた。
by わに (2023-01-29 05:03)
わにさん。
米国では2022年に公開済みなんですよね、早く鑑賞されていて、うらやましいです!泥臭くてダークな風合いは、大作では珍しいですよね。監督さんは、この作風で大作を作り続けてほしいな。スカルスガルドさん、確かに演技力は必要ない役だったかも〜。性格に裏表がない役でしたしね。スカルスガルドさんと対決する役を演じた北欧の男優さんは、50半ばなのに肉体をバッチリ鍛えていて「本気だな」と思いました。ビョークさん、出番はわずかなのに印象深くて、さすがの存在感でしたね〜。
by のむら (2023-01-29 13:59)