「キャメラを止めるな!」★★★☆ [映画日記]
日本のヒット作「カメラを止めるな!」を、なんとフランスがリメイクしてしまいました。
一流フランス人が制作してるんですよ、パリだか、どこだかの!
今回のリメイク作で、改めて「カメラを止めるな!」のストーリーに触れ直したのですが。
「カメ止め」は、本当に、よく出来た傑作だったことを実感しました。
B級ゾンビ映画の撮影秘話を描いたコメディ。
たとえB級であっても、制作現場には多くの人々の情熱が集まっている、というような内容。
制作讃歌ですよ!
最高のストーリーですね。
奇跡の一発屋でした!(←失礼)
リメイク作の監督は、「アーティスト」でアカデミー賞を受賞したミシェル・アザナヴィシウスさんで、実生活で抱いている女優ベレニス・ベジョさんもご出演。
その他の出演者も豪華だし、どんなリメイク作になるのかと思ったら。
ビジュアルはフランスっぽいオシャレ感が漂っているのですが。
アート感ですよ、西洋の!
基本的には、オリジナルの「カメ止め」を踏襲していますね。
オリジナルをそのままなぞれば、自動的に傑作に仕上がりますしね。
エスカレーター方式ですよ!
これだけ一流の人材が揃っておきながら、オリジナル「カメ止め」の、低予算インディーズ風味を再現しています。
あえての貧乏風味!
富豪が、あえて白飯に味噌汁ぶっかけて食べてる状態ですよ!!
あの大女優ベレニス・ベジョさんも、血糊をかぶったり、斧で頭をカチ割られたり、絶叫したりで大奮闘。
こんなに、イキイキとヨゴれているベレニス・ベジョさんを見たのは初めてで「ステキ」と思いました。
魅力的なんですよね〜「オモロい美女」は!
上沼恵美子さんみたいなもんですよ!!
コメディ調のベレニス・ベジョさんなんて珍しい、と思っていたのですが。
意外にも、元々コメディエンヌだったらしいです。
あの人、女芸人だったんですよ!
フランス人がフランス語でドタバタ劇を披露しているし、「きっと、フランス喜劇に見えるだろう」と予想していたのですが。
観てみると、不思議と日本的というか〜。
ドタバタ劇の間合い、ボケたりツッコンんだりするタイミングは、日本の喜劇っぽいと思いました。(←そりゃそうだ)
オリジナル「カメ止め」でプロデューサー役を演じた竹原芳子さんが、リメイク作にも出演〜。
本当に、かわいいおばちゃん〜。
竹原芳子さんはオリジナル版と同じ役のはずですが、役名が違うんだけど、なんでかな?!
ミシェル・アザナヴィシウス監督は竹原芳子さんを起用した理由として「彼女が持つ非現実感が欲しかった」と言ってましたけども。
非現実って、超自然ってこと?!
「妖怪扱い」かい!
それでも、アカデミー監督作品に出演できたのは快挙ですね〜。
観ました!どうにも眠かった。すごく楽しみにしていたのに残念でした。
一週間後に「グレイマン」を観てまた寝るという‥。
by M (2022-07-29 22:15)
Mさん。
「キャメラ」も「グレイマン」も、眠くなるタイプの映画じゃないのに不思議ですよね〜。僕も、アクション映画で眠くなることがあります。予告編のときは目がパッチリしていても、本編が始まったとたん眠くなったりも。映画鑑賞の珍現象ですよね〜!
by のむら (2022-07-30 00:53)