「X エックス」★★★ [映画日記]
米国製映画の劇中で「女優が脱ぐことはもうない」と思ってましたけども。
A24作品だけは別〜。
あそこは女優に脱いでもらえる会社〜!
「MeToo」意識とか、どうなってんの?
今どき珍しい企業〜!!
A24製作・配給の、ショッキング・ホラー作品です。
田舎の小屋に宿泊している若い男女グループが、異常者に惨殺されそうになる、という、お決まりの物語なのですが。
A24独自の、今風な感性で味付け。
時代設定は1979年とし、男女グループは「自主ポルノ映画撮影チーム」という、カルチャー&セクシー感を打ち出してきています。
他のA24作品と同じで、ゆる〜いアート映画風の空気感の中、ショットガンや刃物を使った、お決まりの惨殺場面が展開。
見たことがあるような、ないような、懐かしいような、新しいような、不思議な気持ちにさせるホラー映画に仕上がっていました。
主人公のポルノ女優マキシーンを演じたミア・ゴスって、セクシー問題作「ニンフォマニアック」でデビューした人なんですね。
最初っからセクシー系!
実生活では「ニンフォマニアック」で共演したシャイア・ラブーフに抱かれて結婚、後に離婚したとのこと。
公私ともにもセクシー系でした!
そんなミア・ゴスのセクシー演技も見事でしたけども。
もう1人のポルノ女優で、ブロンドヘアがトレードマークのボビー役を演じた女優。
誰かと思ったら、「ピッチ・パーフェクト」シリーズで活躍したブリタニー・スノウではないか〜!
脱いでるではないか〜、こんな映画で〜!!
撮影当時は30半ばのブリタニーに、思うところがあったのでしょうか。
共演のミア・ゴスへのライバル心か、ミア・ゴス以上に脱いでいてビックリ。
ミア・ゴスとブリタニー・スノウの間に、火花を感じました。
というわけで、今作で1番の衝撃は、「ピッチ・パーフェクト」でおなじみのブリタニー・スノウが脱いでいること、でした。
男女グループを襲う敵役は老夫婦。
「セクシーvsアンチ・セクシー」という対比も鮮やかでした。
老夫婦が狂っていて最高〜。
とくにお婆ちゃんの表現が、気色悪すぎ〜。
「敬老」の「ケの字」も感じない、雑な扱いがされていて、スゴかったです。
米国のホラー系の作品では、老人を恐怖の対象にしたり、気色悪い表現にしがちですよね。
その方が若者の共感を得やすいのかな。
作品の監督・脚本を担当したのは、知らない人です。
無名ですよ!
A24って、どこからともなく、A24にピッタリのクリエイターを見つけてきますよね〜。
拾ってきますよね〜!
「掘り出し上手」だと思いました。
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