「ソード・オブ・デスティニー:Crouching Tiger, Hidden Dragon」★★☆ [映画日記]
なんと「グリーン・デスティニー」の続編がNetflixのオリジナル映画として配信〜。
1作目に出ていたチョウ・ユンファとチャン・ツィイーは出てませんが、ヨー子は続投。(←ミシェール・ヨー)
古い中華服を着込んだヨー子はオーラが全開〜。
すんごく、すんごく、古着がお似合い!(←ホメ言葉)
スゴ腕の格闘家役ヨー子。
漂ってますよ、ただ者じゃないオバンの香り!
そんなヨー子のお家に、元・婚約者がやってきた。
演じているのは、なんとドニー・イェンでした。
毎度言ってることですが、アクションするドニーがめちゃめちゃカッコいい〜。
クールだね、そのおすまし顔!
確かに、世界レベルの格闘技術の持ち主ドニーくらいですよ、ヨー子というただ者じゃないオバンを抱けるのは!!
ドニーが居てくれて良かったです。
もしもドニーが居なかったら、この映画に魅力なし。
カンフーのカッコよさを伝えてくれるお方でした。
1作目は、中国の夜の風景とか、ダークに描かれていて酔えたのですがね〜。
今回は、なんとも明るいテイストに。
ご陽気ですよ!
まずは悪の親玉が登場〜。
それはジェイソン・スコット・リーがツルッパゲの役作りをして演じておりますが。
なんだか見た目が海ガメ!
ニンジャ・タートルズの実写版かと思いました!!
そんな悪役に復讐するというストーリーの主軸が、なんとなく西部劇調。
名刀「グリーン・デスティニー」を、どこかに隠しに行くという展開は、「ロード・オブ・ザ・リング」調。
舞台は中国でありながら、出てくる人物も中国人のはずですが、全員英語でしゃべってる。
アンタら、どこで英語を習ったイーオン北京店かい?!
ドニー・イェンの役にも英語のニックネームが付いてますよ。
自称「サイレントウルフ」て、中二病かい!!
その他、たいしたキャラ付けもされていない仲間たちにも「アイアンクロウ」等の微妙な英語名が。
彼らは、たいした活躍もしないまま次々と死んでいく・・・。
ああ、主人公の仲間たちが死んでいってるのに、こんなに悲しくないなんて!
ひょっとして、「ロード・オブ・ザ・リング」みたいに、仲間が散っていくという壮絶さを出したかったのかな、全く出てませんでしたけども。
そんな感じで、「グリーン・デスティニー」の世界観を、アメリカ人が受け入れやすく、アメリカ人が好きそうなテイストにねじ曲げられていて残念〜。
カンフーシーンは生身のスタントですが、屋根から落ちるところとかは、背景含めてCGというところも残念〜。
悪役の1人はカラーコンタクトまで入れて、CG製の妖術まで使ったわい。
もはやB級ファンタジー・オブ・デスティニーでした。
ヨー子さんとドニーさんが結婚したら
夫婦喧嘩で、夢の対決ですね。
by aneurysm (2016-04-01 01:28)
「格闘界のカンバーバッチ」という言葉に反応して、ドニー・イェンさんの写真をチェックしましたが、どちらかというと「格闘界の村上春樹」っぽいルックスだと思いました。
それだけです。スミマセン。
by culvergirl (2016-04-01 03:20)
aneurysmさん。
夫婦喧嘩のシーンがあれば盛り上がったでしょうね!部屋のものを全部壊しながらケンカする、みたいな。ついでにラブシーンも・・・それは見たいような、見たくないような。
culvergirlさん。
毒舌がお見事です!ドニーさんがカンフーしているときは、すんごくすました顔をしてカッコいいんですよ。やっぱり動いてないと春樹止まりなのかな〜。
by のむら (2016-04-01 23:17)