「レッド・ライト」★★★ [映画日記]
いるのかねぇ、超能力者って。
本物なのかねぇ、ユリ・ゲラー!(←古いですか)
あんなにたくさんスプーンを曲げたら、カレー食うスプーンがなくなるよ!
ま、いっか〜、指で食べたらいいし。(←本場インド風ですな)
…そんな、超能力者に対する気持ちを描いた作品です。
人間が目に見えないものを信じてしまう「弱さ」を浮き彫りにしているのです。
えぐり出してんの!
いいところを突っつき出してます。
すき焼き鍋の底に残ったお肉の破片を、つっつき出すみたいに!
ボクちゃんもさ〜、時々は目に見えないものを信じたくなるときが、あるからさ〜。
「話してみたいな、妖精さんと」とか。(←重症)
だからストーリーに食い付きやすかったです。
テーマは深いのですが、ジャンルはサスペンス・スリラーという娯楽形態になっているところが素晴らしいです。
サイキック・スリラーとでも言うべきでしょうか。
セリフも話の展開も、とくに悪いところは見当たりません。
優等生な作品です。
2人の科学者コンビが、超常現象のトリックを鮮やかに暴いていく話。
インチキ霊能者をバッサリ!
毒舌でバッサリ!!(←マツコ・デラックスかい)
そこそこは気持ちが良かったのですが。
全てのトリックについて、タネ明かしの難易度は高くないかな。
ドカーンと来ないというか。
「まあ、こんなもんか」って思ってしまうところは残念です。
科学者を演じてるのはキリアン・マーフィとシガーニーババア!(←シガーニー・ウィーヴァー)
この顔合わせだけでも、かなり観たくなりますけども。
やがて2人が対決する「こいつは本物かも。ワテら科学者も負けるかも」っていう相手、盲目の大物・超能力者役がロバート・デ・ニーロ、っていうのも最高ネ。
演技は、やや手抜き感を感じましたが、大物オーラは出てました。
そこにいるだけで何か臭わせるんですよ、デ・ニーロもたくわんも!
過去に遡ったシーンで、若かりしデ・ニーロを演じていたのは、見知らぬ若い男優なのですが。
仕草がデ・ニーロにそっくり。
モノマネしてんの!
デ・ニーロ芸人ですよ!!
笑ってしまいました。
日本に来て、そのまんまの芸を披露してほしい。
生で見てみたいです、いっぺんくらいは。(←いっぺんで十分かい)
これだけの役者を揃えておきながら、あのモノマネが一番の名シーンでした。
無名のモノマネ芸人が、見せ場をかっさらったわい!
トンビが弁当のおかずを、かっさらうみたいにさ!!
デ・ニーロがMr.マリックみたいで気になってる1本です。
シガニー・ウィーバーも最近よく観ますね。
by k_iga (2013-02-22 20:19)
k_igaさん。
Mr.マリックみたいでしたよ!Mr.マリックより怖かったですけど。
本物のMr.マリックは怖くなくて良かったです。
たしかにシガーニーを最近よく見ますね。今回は、最近見たシガーニーの中では、一番活躍してましたよ。
by のむら (2013-02-22 23:23)
シガーニー・ババア、何度聞いても可笑しいです。
しがないババア、みたいな感じにも聞こえて。
by Ken (2013-02-23 11:36)
Kenさん。
シガーニーの名前、「しがないバアア」に改名しても問題ないですね!
最近確かに、しがないババアっぽいし〜。
英語ぽく改良するなら「しがーねぇババア」かな。
by のむら (2013-02-23 16:19)