「ザ・ロストシティ」★★★ [映画日記]
サンドラ・ブロックが、王道感のあるロマコメに帰ってきました。
ひとがんばりしてくださいました、60手前で!
サンドラが演じる役は、恋愛小説家ロレッタ。
西洋バージョンの林真理子先生みたいなもんでしょうか?!
ロレッタが、小説の表紙モデルをしている男性アランと共に、なぜかジャングルの奥地で大冒険を繰り広げることになるお話です。
1984年のアドベンジャー系ロマコメ作「ロマンシング・ストーン」の設定を、より現代的に、女性主導の物語にアレンジしたような感じでしょうか。
サンドラ・ブロックのドタバタ演技に、抜群の安定感。
「ロマコメ映画は、全部サンドラ・ブロックに任せれば良いんじゃないか」と思うくらいの安心感!
包み込まれ、身をゆだねました、女芸人の世界に!!
お相手アラン役を演じたのはチャニング・テイタムなのですが。
ボケっぱなしで、おバカ演技を繰り出すチャニングが、めちゃめちゃ上手ーい。
「顔と体はイケてるのに、会話になるとおバカ丸出し」っていう男性像に、こんなにハマるとは。
ナチュラルすぎるおバカ演技に魅了され、笑いっぱなしでした。
チャニング・テイタムは、大先輩であるサンドラ姉さんの胸を借りて、思う存分ハジけてる感じ。
「良い後輩」感も漂っていましたね。
ゲスト男優として、ブラッド・ピットが登場〜。
サンドラ・ブロックとブラッド・ピットが同じ画面にいる場面も珍しいのですが。
ボケるチャニング・テイタムに、ツッコミを入れるブラッド・ピット、という、ハリウッド2大イケメンによる「漫談風かけ合い」がレアすぎる〜。
投げ銭したくなるコンビ!
この場面だけでも、おカネを出して観た価値がありました。
しかしブラッド・ピットって、いるだけで特別ですね。
誰かと絡むと、それも特別な場面に昇華。
「もはや国宝級のイケメンだな」と思いました、こんな映画を観ながら!
敵役はダニエル・ラドクリフなのですが。
ラドクリフだけは、なぜか、ずっとマジ演技で、なんか浮いてましたけども。
お池の浮き草みたいな存在でしたけども!
彼が出てくれたおかげで「かなり豪華なキャスト」という作品イメージになりましたね。
ありがたいお方ですよ!
物語の後半は、「いい話に着地したい」という思惑からか、ややマジ路線になるのが寂しい〜。
最後の最後まで飛ばしてほしかったです、チャニング・テイタムのおバカ演技で!
ザ・ロストシティ(全世界2000枚限定)[輸入盤 帯付国内仕様]
- アーティスト: パイナー・トプラク (Piner Toprak)
- 出版社/メーカー: La La Land Records/Rambling RECORDS
- 発売日: 2022/04/27
- メディア: CD