「炎の少女チャーリー 」★★★ [映画写真日記]
1984年に製作された同名映画のリブート作品です。
結構好きです、炎の少女。
火を噴く女ですよ!
大のおじさんたちを、バッタバッタと炎で倒していくチャーリーがカッコいい〜。
若干9歳で、たいした玉ですよ!
炎の操り方を知らぬチャーリーが残念〜。
繰り出す炎は、常に強火なんですよね〜。
焼き飯もパラッと仕上がる、極強火なんですよ!
その能力、うまく使えば、煮物も湯沸かしもガスいらずなのにねぇ。
浮くのにねぇ、光熱費!
「生活必需少女チャーリー」になれるのにねぇ!!
そんな物語は、スティーヴン・キングの原作に沿ったもので、スマホなどハイテク小物は付け加えられましたが、1984年版と概ね同じ感じでした。
チャーリーの父親役は、なんとザック・エフロンなんですね〜。
「ハイスクール・ミュージカル」出演時の子供時代から知っている身としては、「へ〜。あの子も結婚して、嫁を抱いたんだね」と思って、感慨深い気持ちになりました。(←ご本人は未婚です)
今回、ザックの顔をよく見みてみたら、確かに老けましたね。
全編シリアス演技を見せるザックは「ソフトなジャレット・レト」みたいな雰囲気で、なかなか良い仕上がりでした。
「B級ホラー映画に、なんでザックが出たのかな?」と疑問に思っていたのですが。
今作のプロデューサーが敏腕で、まあまあ大物。
影の実力者ですよ!
「セッション」「ゲット・アウト」「透明人間」など多くの話題作を手がけた、ジェイソン・ブラムさんによるプロデュース作品なんですね〜。
変わった題材の映画でも、賞レースに食い込ませる実績あり。
食い込ませ上手なんですよ!
ザックが出演にOKした理由は、ジェイソン・ブラムさんの功績も大きいのではないでしょうか。
今作を鑑賞して、「さすがジェイソン・ブラムさんだな」と思ったのは。
物語で、何を重点的に描いたかと言えば、それは「超能力少女の圧倒的な孤独感」という点でしょう。
チャーリーを捕まえようとする組織からの逃亡劇を交え、「孤立&壮絶」の描き方が、安いなりに素晴らしいです。
ドラマ・パートでは、親子ドラマも充実していますが、チャーリーの宿敵となる「ロン毛のおじさん」との因縁エピソードもお見事。
タイトルを、「チャーリーとロン毛のおじさん」にしてもいいくらい!
低予算・B級傑作の代表作として「ターミネーター」がありますけども、全体的に、ああいうテンションでまとめたところが良かったです。
「高見えするB級」を狙ったような作品でしたね。