「ロング・トレイル!」★★★ [映画日記]
いや〜、チャウチャウな〜。
犬のチャウチャウですよ!(←突然ですが)
ボクちゃん、犬のチャウチャウが大好きなのですが。
amazonプライム・ビデオで再生した映画「ロング・トレイル!」に出ているニック・ノルティが、顔も体型も動きもチャウチャウっぽい。
まるでチャウチャウ、愛おしい!
もしかして、このニック・ノルティの正体はチャウチャウなのではないか?
チャウチャウが服を着て演技しているのではないか?…そんな錯覚さえ覚えました。
今回もトラブルメーカー役がハマっているニック・ノルティでしたけども。
トラブルといえばニック・ノルティなんですよ、相変わらず!
今回のニック・ノルティは、まるでチャウチャウだったので全く憎めませんでした。
むしろ、今回のニック・ノルティが朝、目覚まし時計で起床し、遅刻しないで撮影スタジオに入り、セリフを覚えて演技をしている、と思うと、抱きしめたくなりました。
こんなにお利口で、かわいい犬は他にいない!
エサをやりたくなりました!!(←人間です)
作品は、ロバート・レッドフォード主演ですが、彼の「引退作のやつ」ではありません。
2015年製の映画で、老いた作家が旧友を連れ、アメリカでは有名な長距離自然歩道「アパラチアン・トレイル」を歩いて渡り切ろうとする、実話ベースの物語。
たまに見かける「老人の挑戦もの」というジャンルですが、今回挑戦するものはアウトドアに特化。
アウトドア・ショップでグッズを買うところから始めています。
道中、ロバート・レッドフォードの相棒になる役がチャウチャウ、じゃなくてニック・ノルティという配役なのでした。
レッドフォードが家に居る場面でエマ・トンプソンが出てきたので、「娘役かな」と思ったら嫁!
レッドフォードとトンプソンの実年齢は23歳ほど離れているからな〜。
えっらい若い嫁を抱いている、加藤茶状態でした!
あるいは、もしかしたらレッドフォードは60代くらいの役だったのかもしんない。
トンプソンの娘役として出てきた女子がトンプソンそっくりだったので、観賞後に調べたら、実の娘さんでした。
女優をやってたんですね〜。
「優等生レッドフォードの足を引っ張る不良ニック・ノルティ」という構図で、旅は進行。
まずはレッドフォードが、撮影当時78歳で、なおイケメン路線を突っ走ってるところがスゴイです。
貴重ですよ、こんなにキレイな髪ツヤ、パッチリ開いた二重まぶた、真っ白に輝く歯を持つ78歳の爺さんは!
テントで寝泊りする場面もあり、朝になると、土をいじるレッドフォードに、ニック・ノルティが話しかけますよ「野グソしてたんか」と。
あのレッドフォード様に野グソ疑惑を投げかけるとは!
さすがニック・ノルティ、遠慮を知らぬ!!…と思いました。
「え?ああ、まあね」と返事をするレッドフォードにも仰天。
あのレッドフォード様が野グソしなすったーーっ!…と思いました。
他作品でも、「年配男性が田舎で出会う、素敵な年配女性役」として出てくるメアリー・スティーンバージェンが、今回も田舎で出会ってました。
ホント定番、田舎美人!!
そんな感じの作品でしたけども。
この映画の良いところは、アウトドアがテーマということもあり、全編に渡って空気感がゆるいところです。
ゆるさで押し切る映画って、なかなか無いもんですよ。
米国の観客は刺激を欲しがりますからね。
レッドフォードとニック・ノルティの友情関係も熱くない。
付かず離れずの関係が心地いい。
べたつかないんですよ!
ただ一箇所、残念だったのは、2人が崖で一晩過ごす場面がセットだった〜。
岩壁の質感がウレタンだった〜!
あの2人には、本物の崖で、本気で寝泊りしてほしかったです、命をかけて!!