「ブレイン・ゲーム」★★★ [映画日記]
2015年製のサイコ・スリラー作品を、amazonプライム・ビデオで再生〜。
なんと脚本は、ブラッド・ピットが主演した「セブン」の続編として書かれたもの。
タイトルは「セブン」の続きだから「エイト」だったんでしょうか?!
「セブン」続編製作がボツになり、流れてきた脚本を丸ごと使った本作。
拝借してんの!
なるほど確かに本編には「セブン」と同じように連続殺人鬼が出てきますけども。
ついでに超能力者も出てきたわい!
軽度のX-MENみたいなやつですよ!!
「ああ、こんなキテレツな物語がセブンの続編になるところだったんだね。続編がボツになって良かったかもよ」と思いました。
しかし、コレはコレでオモロかったです。
連続殺人鬼は善意で殺人をしている、というお話。
「死なせてあげてんの」っていう、上から目線の人殺し!
「安楽死は殺人か」みたいなテーマには奥深さを感じました。
主演は、かつて「羊たちの沈黙」シリーズでサイコ・キラーを演じていたアンソニー・ホプキンス。
羊の爺さんですよ!
今回の作品では、悲しい過去を背負いながら殺人鬼を追うアナリスト、クランシー博士役を演じております。
クランシー博士が交流する相手役は、どこかで見たことのあるテレビ役者が多かったです。
どこかで見たことはあるが、名前は全く覚えられない不憫な方々ですよ!
ホプキンスを目の前に、テレビ役者のみなさんは少し緊張しているか、もしくはいつも以上に肩の力が入っているかのよう。
そりゃそうですよ、アンソニー・ホプキンスとの共演なんて「記念」ですから!
テレビ役者さんが、ホプキンスを目の前にして泣く場面もありましたけども。
テレビ役者の目からは涙が出とらん!
アンタ緊張しすぎ!!…と思いました。
ホプキンスと最も多く絡む役は、ドラマ「ウォーキング・デッド」でおなじみのジェフリー・ディーン・モーガンで、なかなかの熱演を見せてましたけども。
次に絡みが多かったアビ子の演技はイマイチだった〜。(←アビー・コーニッシュ)
さすがにホプキンスを相手にすると、アビ子の演技力には見劣り感が。
アビ子が相手をする役にホプキンスは、まだ早かったのかも。
「熟し」が足りなかったのかもしんない。(←熟成肉かい)
クライマックスで登場するのがコリン・ファレルなのですが。
コリン・ファレルはホプキンスと対等に演技をぶつけ合っていて、さすがだな〜と思いました。
コリン・ファレルっていうお方に魅力が備わっていることを実感いたしました。
ホプキンスには、その年の割に若い娘がいるという設定。
見た感じだと、娘というか、もはや孫!
明らかに「50歳で出来た子」でした。