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「バード・ボックス」★★★ [映画日記]

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アルフォンソ・キュアロン監督作の「ROMA/ローマ」が2019年の賞レースを賑わせてますけども。


一発当ててますけども!


今回の「バード・ボックス」も、「ROMA/ローマ」と同じくNetflixオリジナル映画。


ただいまNetflixが勢いづいてんの。


調子に乗ってるんですよ!


作品の舞台は、正体不明の怪現象により、人類絶滅の危機にあるアメリカ。

これまでも、「音を立てたら死ぬ」だとか、人の感覚を逆手にとったスリラー映画って、いくつもありましたけども。


今回のネタは視覚。


やっぱり五感ものですよ!


屋外の怪現象を目で見たら自殺してしまう、という世界観。


オバケを見たら死んじまう、っていう!


だから人々は、日ごろは室内に閉じこもり、外出するときは目隠しをしている、という生活状態。

劇中では、目隠しをしたまま川下りをする場面まであってビックリ。


よくそんなんで生きてんよ。


だって、夏の「すいか割り」だって難しいのに~!


正月の「ふくわらい」だって難しいヨ!!


目隠しをしたままジャングルをさまよったりする場面もありますけども。


目隠しで歩いていたら、絶対踏むよね獣のフン!


どうにも無理がある設定ですが、それをいちいちツッ込んでいたらキリがない。


この作品の意図は、そこではナーイ!


主人公のシングルマザーが、2人の5歳児を抱えて、そんな過酷な世界を生き残れるのか、愛を捨てずに人間らしくいられるか、というのがテーマだったと思います。


製作・主演はサンドラ・ブロックということで。


人と交流したがらないヒロインが、やがて心を開いて愛に目覚める・・・みたいな人物描写がサンドラ・ブロックらしいし、彼女の持ち味に合ってました。


監督は「未来を生きる君たちへ」や、ドラマ「ナイト・マネジャー」のスサンネ・ビアで、脚本は「メッセージ」のエリック・ハイセラーですよ。

さすが一流が集ってます。


かき集められてるんですよ、人脈という名の熊手で!


出演者も豪華ですよ。


まずはマルコちゃん!(←ジョン・マルコヴィッチ)


そんでサラポン!(←サラ・ポールソン)


あと、猫目ばばあ!(←ジャッキー・ウィーヴァー)


さらに「アリータ: バトル・エンジェル」のアリータ役でブレイクを狙うローサ・サラザール。


鑑賞中には存在に気付かないことで有名なトム・ホランダーも実は出ているという、充実のキャスティング。


「ムーンライト」で、大人になったシャイロン役を演じてブレイクしたトレヴァンテ・ローズまで出ていて、なんとサンドラ・ブロックの相手役。


20代54歳の女性抱くんですよ!


これは男性同士の恋愛映画「ムーンライト」に次いでの大役だと思いました。


男を抱くよりサンドラ・ブロックを抱く方が大変だから!


確かにサンドラ・ブロックの見た目はお若いんですよね~。


冒頭、妊婦として登場するサンドラ・ブロックですけども。


「スピード」に出演していた時みたいなボブが似合ってます。


しかしながら化粧だけは濃い。


産婦人科に行くだけで、アイシャドウ真っ黒!


まるで夜のメイクでした!!


以降の場面も化粧が厚めのサンドラですけども。


メイクのおかげで39歳くらいには見えたと思います。


そんな点を含めて、視覚マジックが働いた作品でした。



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