「ARGYLLE/アーガイル」★★★ [映画日記]
ヘンリー・カヴィル主演作のようで。
実はヘンリー・カヴィルは脇役、っていう変化球。
ばかされました!
作品ジャンルは「スパイもの」ということで、物語も二転三転、常に観客を騙し続けてくれました。
脚本家は、きっとキツネかタヌキですよ!
アクション場面も派手で、とっても楽しかったです。
主演は、なんとブライス・ダラス・ハワードですよ。
今作は、ブライス・ダラス・ハワード主演映画史上、最大の大作かと思います。
ブライス・ダラス・ハワードは、今作を最後に引退しても良いくらいの、でっかい花火を打ち上げましたよ!
劇中にて、スパイ小説「アーガイル」シリーズの著者役がブライス・ダラス・ハワード。
小説の内容に真実味がありすぎて、ブライス・ダラス・ハワードが悪者に命を狙われる、というような展開です。
「アラフォー独身女性の冒険譚」という立ち位置が新鮮〜。
よくぞ作り上げたと思います。
ひと昔前なら、「アラフォー独身女性の冒険譚」という大作映画は、企画の段階でボツになっていたでしょうね。
しかも相手役はサム・ロックウェルということで。
ヒロインに恋する相手はオッサンっていう!
お話は、とくにキラキラしているわけでもない大人の男女が回している、というのも特徴かと思います。
人種、性別、いろんな多様性が問われている昨今ですけども。
アクション超大作のメイン・キャラが、キラキラしていない40歳以上でもいいじゃない、っていう多様性に到達!
時代の成熟味を感じました。
ヘンリー・カヴィルが演じている人物は、小説内の登場人物「アーガイル」だったんですね〜。
劇中劇の人物ですよ!
スチール写真でのヘンリー・カヴィルは髪型がとっても変なのですが。
剃り込んでんの、ビーバップ・ハイスクールみたいに!(←死語)
小説内の登場人物だから、マンガみたいな髪型をしていたんですね〜。
製作・監督は「キングスマン」シリーズを仕掛けたマシュー・ヴォーンということで。
マシュー・ヴォーンって、実の妻がスーパーモデルだし、なんというか、上昇志向が強いというか〜。
商売に貪欲なタイプの映画作家かと思います。
映画作家と富豪という、二足のわらじを履きたいタイプですよ!
今作も「3部作想定」とのことで、「どうしてもスパイ・シリーズで金字塔を打ち建てたいんだね」と思いながら今作も鑑賞いたしました。
今シリーズは、スーパーマン役を降りたヘンリー・カヴィルの、新たな稼ぎ口になるようです。
「やっと再就職先が決まった友人」を見ているような気持ちにさせるヘンリー・カヴィルでした。
Argylle: A Novel (English Edition)
- 作者: Conway, Elly
- 出版社/メーカー: Bantam
- 発売日: 2024/01/09
- メディア: Kindle版
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