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「ズーム 見えない参加者」★★★ [映画日記]

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amazonプライム・ビデオで発見した異色作。

 

変わってんの!

 

今では馴染みとなったオンライン会議ツールが「Zoom(ズーム)」。

そのZoom画面のみで構成された、イギリス製のホラー映画です。

 

ズームを見てたらオバケが出んの!

 

製作が2020年、日本公開が2021年ということで。

 

「こういうのをやるなら今しかない。とっとと作って世に出せ!」とでも言うような、速攻性を感じる作品。

 

早く効かせたいんですよ、ロキソニンみたいに!

 

主な登場人物は、6〜7人の男女。

パソコン画面にズラッとキレイに収まる人数で、見映えはバッチリですよ。

 

コロナ期の真っ只中、仲良しグループが「Zoom飲み」ついでに、降霊会を催すことになるお話。(←他にやることなかったの?!)

 

Zoomに招待しました、イタコのおばさん!(←他に呼ぶ人いなかったの?!)

 

知り合いの霊と話をするつもりが、悪霊を招いてしまう、というベタな展開になっています。

 

まずは劇中でのZoom通話中に、メンバーの画面がフリーズしたり、ハウリングしたり、家族が背後に映り込んだり、誰かがトイレに行くため中座したり。

 

「Zoomあるある」が楽しい〜。

 

みんな苦労してるんですよね〜、Zoomには!

 

Zoomのコミュニケーションは、便利だけれど、どこかギクシャク。

会話が途切れた時には妙な間があり、「やっぱり会って話したいよね」となる。

 

こういう「Zoom意識」って、世界共通なんだな〜、と思いました。

 

悪霊が出てきてからは、よくあるフェイク・ドキュメンタリー系のホラー映画っぽい雰囲気に。

 

簡単に言えば、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」みたいなノリになりました。(←古いです)

 

しかしながら、オバケで観客を脅かす演出は冴えていて、「こういうのを作るのは、西洋人って上手いよね」と思いました。

 

西洋人の「悪霊慣れ」を感じました!

 

スタッフロールまで、Zoomのアドレス帳を使って表現する、という、こだわりよう。

 

本編が終わると、メイキング映像まで流れてきましたよ。

 

メイキング映像は、Zoomで打ち合わせする制作者と出演者たちが、奇妙で、ちょぴり超常的な体験をする、という、リアル・ホラーでしたけども。

メイキング映像の方は、あんまり怖くなかったかな。

 

コロナ期ならではの、アイデア一発勝負の作品で、全体的にはソコソコ怖くて楽しかったですけども。

 

本編時間が約1時間って短っ。

 

韓国ドラマの1エピソードより短っ!

 

やはりZoom画面のみで、凝った物語にするのは、難しかったようです。

 

Zoom手法を使った作品って、2022年の今では新鮮味もないし、今後は作られなさそうなので、貴重な作品だとは思いました。

 

映画は映画館で観た方が楽しいものですけども。

今作に限っては、パソコンやスマホで鑑賞した方が臨場感があって良いかもしんない。

 

時代を感じるホラー映画でした。

 

 

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