「メインストリーム」★★★ [映画日記]
コロナ全盛の2020年は、YouTubeをたくさん観ました。
「こんなにYouTubeを観た年はない」と思うくらい。
寝ても覚めてもYouTubeだったんですよ!(←ド暇)
YouTubeで配信する動画の企画・制作・出演をしている、通称「YouTuber」さんたちを、本当にスゴイと思いました。
まずは視聴者を魅了する話術が必要だし〜。
その上で、特定ジャンルについての知識や雑学を、絶対的な自信を持ちながら、センスよく披露する、って、たいしたスキルがないと出来ぬ芸当。
いろんなYouTuberさんたちの動画を見て「才能あるな〜」と思ってましたけども。
今作「メインストリーム」の主人公もYouTuber。
「いいね」欲しさに暴走する、動画の風雲児ですよ!
演じているのはアンドリュー・ガーフィールドなのですが。
おちゃらけた演技が上手ーい。
しかも、どこか重みや狂気を感じさせる、見事な芸。
やっぱり、この子、一流芸能人!
さすが、アカデミー賞ノミネート経験を持つガー君でした。
劇中では、無職だった青年が、おもしろ動画で一発当ててから、視聴数を稼ぐことに熱中。
倫理の道を外れたり、制作チームとギクシャクする展開。
エンターテインメント業界を描いた作品では、よくあるお話ですけども。
Facebook創業の内幕を描いた映画「ソーシャル・ネットワーク」もそうですが、定番的な、シェイクスピア劇のような泥臭い人間ドラマを、現代文化に当てはめて映画で表現することは、時々ありますね。
今作も、そんな感じ〜。
よくある普遍なテーマを、いまどきの動画文化とビジュアルに置き換えて、ポップに表現した作品だと思います。
そういう意味では、「ソーシャル・ネットワーク」出演で評価されたアンドリュー・ガーフィールドには、合っている作品だと思いました。
Facebook、YouTube、と来たら、次にアンドリュー・ガーフィールドが演じるのは、TikTokの踊り子さんか?!
それともmixi関係か?!(←死語)
zozoの創業者、前澤友作さん役がオススメだよ、ネタ豊富だし!(←日本人ですが)
今作で、アンドリュー・ガーフィールド演じる青年のカリスマ性に目をつけた小娘フランキー役を演じたのはマヤ・ホーク。
イーサン・ホークが、ユマ・サーマンを抱いて出来た子ですよ!
数年前、マヤ・ホークがドラマ「ストレンジャー・シングス」に出ていたときは、「ちょっとユマ・サーマンに似てるな」と思ってましたけども。
今作では「ちょっと」どころではなく、「めちゃめちゃ」ユマ・サーマンに似てました。
数年経っただけでも、どんどん変わっていくんですね、女性の顔は!
化けるんですよ、女は!!
監督・脚本はジア・コッポラさんですよ。
こちらは三世、フランシス・コッポラのお孫さん。
叔母は、ソフィア・コッポラということで。
「コッポラ家の一族」ですよ!
お屋敷内で、殺人事件が起こりそうな一族になってきましたな〜。
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