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「リップヴァンウィンクルの花嫁」★★★ [映画日記]

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岩井俊二さんがヒロイン役に黒木華ちゃんをイメージし、「あて書き」した物語なのだそう。
 
主人公の皆川七海役は、本当に黒木華ちゃんのイメージにピッタンコ〜。
 
炸裂しっぱなしですよ、モジモジ演技!
 
あまりに存在が自然すぎて、演技をしていないように見える黒木華ちゃん。
 
ヘタウマの極致〜!(←ホメ言葉)
 
黒木華ちゃんのコスプレも楽しめます。
 
花嫁姿や新妻姿、挙げ句の果てにメイド服まで着せるとは!
 
「黒木萌え」にも程がある!!
 
本作1本で、黒木華ちゃんの魅力が理解できる状態に。
 
もはや、この映画は黒木華ちゃんの名刺!
 
詐欺行為が横行する現代の東京で、結婚相手はネットで探し、披露宴の客はレンタルするという、殺伐とした人間社会が舞台。
真実がボカされた「まやかし」だらけの世を、ヒロインの皆川七海がのらりくらりと、相当なマイペースで生き抜いてゆく。
 
ふんわりたくましい!
 
「うさぎと亀」で言えば、亀派の亀女!!
 
自身が詐欺に遭っていることも知らず、物語の中で知ることもなく、転落も復讐もない。
置かれた状況はどんどん変わっていくものの、心は常にニュートラル。
 
皆川七海に関しては、とくに成長もオチもない、という、ものすごい女子映画。
 
「何か色々と壮絶な修羅場もあったけど、まあいいか」みたいなノリ。
 
図太いんですよ、たいしたタマ!
 
この作品に別タイトルを付けるとしたら「黒木華ちゃん最強伝説」でいいと思う〜!!
 
「こんな役を普通にサッと演じきれるのは黒木華ちゃんだけだな。黒木華ちゃんってスゴい」と思いました。
 
劇中では、原日出子さん演じる姑から「アンタね、不気味なのよ!」と罵られていた華ちゃん。
そんな場面を観たときは、「日出子さんもハジけたね」と思いましたけども。
 
そんな姑からの攻めにも「えっと。話は明日でいいですか」と、フワッと切り返す華ちゃんがアッパレでした。
 
日出子さんという牝牛をかわした、女闘牛士なんですよ!
 
わたくしが鑑賞したのは「配信限定版」という、約2時間のバージョンなのですが。
2016年に公開されたオリジナル劇場版は、3時間もあるんですね!
 
岩井俊二さん、黒木華ちゃんに惚れ込みすぎ〜。
 
ズブズブじゃんか〜、華ちゃん沼に!
 
また、2016年には同じキャストによる、全6話構成のドラマ版まで放送されていた、とのこと。
全然知りませんでした。
 
広がっていたんですね、黒木華ビジネス!
 
恐るべき、黒木華・周辺スタッフの仕事量!!
 
スタッフは、もう黒木華ちゃんの顔も見たくないかもしんな〜い。
 

 

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  • 発売日: 2016/09/02
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