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「グレイハウンド」★★★☆ [映画日記]

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コロナ騒動に翻弄された映画です。
 
弄ばれたんですよ、悪いホストに弄ばれた客みたいに!
 
2020年3月に公開予定だったのに、世界的なコロナ騒動の影響で5月に延期。
さらに6月に延期になり、その後に公開を断念したところで救世主が現る。
 
メシア様ですよ!
 
動画配信サービスの「Apple TV+」さんが作品を丸ごとご購入〜。
 
お買い上げですよ、太っ腹!
 
ボクちゃんなんて、スーパーの食品売り場で、うな重が食べたくても購入をあきらめて、手ぶらで帰るっていうのに〜!!
 
いろいろあって、結局「Apple TV+」内で2020年7月に配信された、戦争アクション・エンターテインメント大作です。
「戦争映画か〜、なんか重そう。観ようかな、どうしようなか」と迷っていた自分を殴りたいです。
 
自分で自分を往復ビンタしたいんですよ!
 
観てみたら、とっても良かった〜。
この作品が劇場公開されていたら、ネット上でも「面白かった〜」と評判になっていたことでしょう。
 
時代は第二次世界大戦中。
大西洋にて、アメリカ海軍の護送船団と、ドイツ海軍潜水艦が戦う様をスリリングに描いています。
 
ほとんどの舞台は一隻の駆逐艦グレイハウンド。
 
お船映画なんですよ!
 
「戦艦vs.潜水艦」という構図の映画は、潜水艦からの目線で描かれたものが多く、近年だと「ハンターキラー 潜航せよ」や「ブラック・シー」などがありますけども、どれも面白いですよね〜。
 
潜水艦ものにハズレは少ない、サブマリン最高ですよ!
 
今回の作品は「ハンターキラー 潜航せよ」や「ブラック・シー」劇中での対決を、戦艦からの目線で描いている、と言えば分かりやすいでしょうか。
 
登場人物が狭い艦内を行ったり来たり、右の甲板に出たと思ったら、今度は左の甲板に出たり。
カメラの動きがアクティブで、船に乗ってる感がよく出てる。
 
全編を通してアクションの連続で、本編時間も91分と短いし、小気味いいです。
 
原作は、C・S・フォレスターさんが書いた「駆逐艦キーリング」で、脚本・主演はトム・ハンクスですよ。
 
トム・ハンクスの主演は分かるけど、脚本て!
 
書けんの、漢字の熟語とか!?(←英語です)
 
と思いましたけども、脚本家としてのトム・ハンクスは上手にこなしてると思います。
戦うことより人命救助を重視する場面があったり、今どきの観客に受け入れられようとする配慮も見受けられました。
 
トム・ハンクスは駆逐艦グレイハウンドの艦長役なのですが。
 
艦長さんの仕事は徹夜が当たり前で、まーお忙しい。
 
こんなに休まず働く人は、駆逐艦の艦長コンビニの店長か、という感じ!
 
艦長は、とっさの判断で的確な指示を出し続けて、お疲れのご様子。
 
疲労がたまってんの!
 
「この人をバブのお風呂につからせてやりたい」そんな気分ですよ!!
 
また部下たちも、指示を受けると即座に鉛筆やコンパス等のアナログ用品を使い、ものすごい勢いで戦略を立てていてビックリ。
 
戦争映画ではあるけども、戦争内部の「お仕事ムービー」として見ても、見どころがありました。
 
水兵さんたちは、みんな10代くらいの若者というのが切ないです。
「戦場の第一線で戦っていたのは若者なんだな」と改めて思いました。
 
そんな若者たちを従えたトム・ハンクスは、いい感じに父親感も出ていましたけども。
今回、トム・ハンクスの年齢設定は何歳だったのか…。
 
冒頭では恋人役エリザベス・シューに求婚してましたけど、。
 
トム・ハンクスの実年齢って64なんですけど?!
 
「晩婚映画」としての一面も感じました。

 

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  • 出版社/メーカー: Penguin Books
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