「ベイウォッチ」★★★ [映画日記]
例によって、ドウェイン・ジョンソン製作・主演の娯楽作ですけども。
世渡り上手な「あの方」のご商売ですよ!
しかし珍しくヒットを逃し、日本では劇場未公開になった作品。
稼ぎ損ねた、恥作品ですよ!
ドウェイン・ジョンソンがベテランのライフガード役。
ツルッパゲで、ド派手な刺青を背負ったライフガードて!
まるで海のヤ●ザじゃんか~!!
そんなドウェイン・ジョンソン演じるミッチが、ライフガードの若手チームを率いて活躍するというお話なのですが。
ライフガードなのに、晴れたビーチにて、溺れている人を助ける場面は、あまりありません。
むしろ活動するのは夜ですよ。
犯罪者を独自に捜査する場面の方が多いです、しかも、それはノーギャラでやっているという!
ああ、ライフガードの仕事って一体・・・。
そしてライフガードのみなさん、いつ休んでいる?!
ミッチは「俺たちの仕事は、誇り高き思想に基づいている(だから賃金も休日もなくていい)」みたいなことを言って部下をまとめてますけども。
それって、キレイな言葉を用いたパワハラのような気が。
しかもライフガード・チームは、麻薬取引をする悪党を退治しようとしているという。
結構な大事件!
そんなのプロの警察に任せなよ~!!
どういうわけか、「正義の味方か、自警団」というキャラ付けがされているライフガードなのでした。
敵のアジトに潜入する戦略を練り、ときには敵と大乱闘。
そのハードな労働体制は、まるでブラック企業のようでした!
ミッチが上司から「事件の捜査をやめろ。ビーチの監視が手薄になっているじゃないか。そんなんならクビだ!」と叱られるのですが。
物語上、上司は敵役なのですがね~。
上司の言ってることの方が正論、・・・と思ってしまいました。
そんな感じで~、筋は「正義と悪の戦い」なのですが。
路線はエロティック・コメディという豪快さ。
全部乗っけてきたわい、素人客が好きそうなもんを!
ドウェイン・ジョンソンまでシモネタを交えたセリフを言っていてビックリ。
清純派で売っているドウェイン・ジョンソンにしては珍しい現象でした。
ライフガードの新人で、ナマイキな水泳選手役がザック・エフロンですよ。
ドウェイン・ジョンソンと張り合う展開になる、ということで。
ザック・エフロンがめちゃめちゃ鍛えてきたわい。
意地でバーベルを上げてきたんですよ!
脱いだら完全にボディビルダーでドン引き!!
ア、アンタ、何もそこまでやらなくても・・・。
ザック・エフロンは、女装して敵地に忍び込んだりして、彼なりに笑いを取っていました。
ザック・エフロン出演作にありがちな「おちょくられ」という芸風ですよ!
クライマックスは、ドウェイン・ジョンソンとザック・エフロンの相棒コンビが敵のボスを追い詰めて殺傷、という、ドウェイン・ジョンソン・プロデュース作にありがちなパターンで終了~。
人命救助というライフガード文化を木っ端微塵に破壊して、ドウェイン・ジョンソン色で見事に再構築。
こういうの、嫌いじゃありません。
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