「ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談」★★★☆ [映画日記]
暑いでんな毎日毎日毎日毎日~!
「こんな時はホラー映画でも観て涼んだろ。ひんやりしたろ」と、軽い気持ちで劇場入りしたのですが。
ニヤニヤしながら券をもぎられたのですが!
上映が始まると、そんなボクちゃんの表情は凍ついた。
凍てついたわい!
この映画こわい!!
あんまり怖いから、本編の3分の2くらいはスクリーンから目をそらしていたのですが、どうしてもオバケ映像が視界の隅に飛び込んでくる。
食い込んでくんのバケモンが!
ゾッとしすぎて、誰もいないはずの隣の席にも何かいるような気がしてきました。
ボクちゃん、もうお家に帰りたい!
たまらん!!
西洋のホラー映画なんて、日本文化との隔たりもあり、馴染みが薄いから怖くないものですが。
今回の英国作品は、日本人でも怖いと思えるシンプルなシチュエーションの連続で良い感じに怖かったです。
物語は、「アンチ超常現象」の学者さんが、3件のオカルト事例を検証する、というもの。
3種類も恐怖が味わえんの、おトク!
1件目は「廃墟の夜警編」、2件目は「闇の山道ドライブ編」、3件目は「深夜の子ども部屋編」という、充実のラインナップ。
物語のキーになる時間帯は午前3時45分なんですよね~。
日本のオカルト・アワーは丑三つ時(午前2時くらい)だから、今回の恐怖時間って遅い、というか、朝寸前なんですよね~。
朝っぱから大変ですよ、エゲレスは!
一番怖かったのは、1件目の「廃墟の夜警編」でした。
1件目からボクちゃん、恐怖のどん底に突き落とされたんですよ早速!
2件目の「闇の山道ドライブ編」も怖いと思っていたけれど、後になって思い返してみれば、ちょっとファンタジーっぽかったし、そうでもなかったのかな。
しかし、恐怖演出は冴えていたと思います。
3件目「深夜の子ども部屋編」で中心人物を演じたのはマーティン・フリーマンですよ、スター様!
マーティン・フリーマンってポップな存在だし「きっとリアルな恐怖なんて表現できやすまい」と思っていたのですが。
ナメててすまん、怖かった!
深夜の子ども部屋から物音がする場面だけで、ボクちゃんお漏らし寸前。
もう、いつ管がゆるんでもおかしくない状態~!
「深夜の子ども部屋編」の舞台は自宅内なので、親近感のある恐怖感なのでした。
この作品の原作は、本国でヒットした舞台劇だそうで。
そう言われてみれば、舞台っぽい構成だったと思います。
「人は見たいものを見てしまうのではないか」という現実的な仮説が、冒頭からラストシーンまで息づいています。
それでいて、幻惑的な悪夢感もバッチリで、リアルと非リアルの境目をボカした凝った内容だったと思います。
舞台の作家が、今回の映画化でも監督・主演しているということで。
アンタも一発当てて化けたわな、オバケ作品だけに!
自宅に帰宅後、夜中に尿意をもよおし目覚めたボクちゃん。
お便所に行く途中、怖くて時計が見られませんでした。
もしも時計が午前3時45分を指していたら、どうしよう。
恐怖のあまり、お便所にたどり着く前に放尿してしまうでしょうな!
観ようか、ちょっと迷ってます。
基本、ホラーは苦手です。血みどろ、汚いのは好みません。
突然の大音響は反則だと感じます。
なんとなく、マーティン・フリーマンならあんまりヒドイことはしなそうな信頼感があって、ちょっと観てみようかな...と思ったんですが、登場するのは3エピソードのうち1つだけなんですか....
by 怪しい探麺隊 (2018-07-29 11:55)
怪しい探麺隊さん。
突然の大音響・・たくさん用意されてました!なんべんか椅子から飛び上がりましたよ〜。マーティン・フリーマンの出番の量については、ここでは言えません。ぜひぜひ勇気を出して映画館に行ってみてください!
by のむら (2018-07-29 13:47)