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「セトウツミ」★★★ [映画日記]

setoutumi.gif

2人の男子高校生が川辺に座り込み、ただただ無駄話をしている、っていう予告編に魅了されておりました。

なんかオモロくて、ニヤッとしてしまったボクちゃん。

含み笑いですよ!

だから本編も観てみたわい、1000円出して!!(←サービスデーだったようだ)

「セトウツミ」って、瀬戸くんと、内海くんの名前を合体させたものだったんですね〜。

「ますだおかだ」みたいなもんですよ!

「セトウツミ」っていう響きも座りが良いわな、なんか「ウツボカズラ」みたいで!!

映画の本編も、瀬戸くんと内海くんによる、あまりにもユルすぎるトークが炸裂。

劣等性タイプの瀬戸くんがボケて、秀才タイプの内海くんがツッコムというのがメイン・スタイル。

ストリート系の漫才だわな!

日本人にしか理解できないスラングと、ぬるい笑い・・・。

人肌温度のお湯につかっているかのような心地よさでしたけども。

外人にはウケなさそう〜。
セリフの英訳、難しそう〜。

これはハリウッドもリメイクしづらいわな。

「リメイクしとくれよ」って言われても、ハリウッドは困るわな!

「無理じゃ!」ってキレるわな!!

「放課後縛り」という世界観も興味深いです。

高校時代を思い出してみれば、放課後の時間って結構長かった。
「放課後ワールド」って、確かに存在しますもんね。

2人のトーク内容は「時間経過」をテーマにしたものが多く、また背景の四季も移ろいでいます。

まるで永遠かと思うほどダラダラ過ごしている放課後ですが、それにも限りがあることを感じさせて、どことなく切ないところが見事です。

トークだけでなく、瀬戸くんと内海くんが出会う「回想エピソード」もあるのですが。
そこは、わずかに重量感のある青春テイスト。

そんな演出効果が、ただの漫談を、「異色の青春映画」レベルにまで格上げしているように感じました。

本編時間が75分っていうのも絶妙〜。
「飽きる前に終わった」という感じ〜。

ギリギリセーフでした!

劣等性タイプの瀬戸くんを演じているのは菅田将暉くん、秀才タイプの内海くんを演じているのは池松壮亮くんですよ。
2人とも逸材〜。
ホント上手に、感じを出して演じてらっしゃる。

菅田将暉くんなんて、自分がどれだけ上手いのか、全く気付いてなさそうなところがイイですね。
「地方の若者」とか演じるとピタッとハマるわな。

正直ヤンキー面ですよ!

菅田将暉くんを見ると、いなか在住の親戚の子を思い出す・・・。

チラチラとチラつくんですよね〜、切れかけの蛍光灯みたいに!




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sakaya

お疲れ気味のこのところ、これちょっと見てみたいです。でも時間取れないかな~。
菅田将暉くんはストライクに好みの俳優さんではないのですが、ああこの子なんかいいな、頑張ってほしいな、と思っています。最近日本にもちらほら応援したい俳優さんが出てきました。
歳とって疲れるとアホみたいな放課後に逃げたくなりますよね。
by sakaya (2016-07-15 15:36) 

のむら

sakayaさん。
ホント、ダラダラ過ごす放課後に逃げ込みたいです〜。僕も最近、がんばってほしいなと思う日本人俳優がチラホラ出てきています。個性と実力が備わった若手には、伸びてほしいですよね。今回の映画は、本編時間も少なく、サッと観れてニヤッとできました。機会があったら観ていただきたいな。

by のむら (2016-07-15 20:45) 

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