SSブログ

「エクスペンダブルズ」★★★ [映画日記]

expendabls.gif
スタローンが主演ですけれど。
アンタ、監督も脚本も務めたんか。

余計なことを!

この出しゃばり!!

おかげで話の大味っぷりが、ものすごいことになっとりました。
会話に伏線を張るとか、計算じみたことは一切ナシ。
っつーか、出来ないし。
キャツには無理だし!

ってことで、ケンカ→火薬→ケンカ→火薬の連続なのであった。

スタローン一味はスゴ腕の傭兵部隊を演じとりますが。
敵の基地に潜りこんだときは、何度も「見はり台」を爆発させとりました。
多分オッサンの中では、「見はり台を爆破する」ってことがロマンなのであろう。

敵に捕まり羽交い締めにされ「お前らの依頼人は誰だ!」と脅されても、「テメエのお袋さんさ」と強がるスタローン。
多分、オッサンの中では「敵に羽交い締めにされても秘密は守る。そしてギャグをかます」というのがロマンなのであろう。

ギャグっつーか。
オヤジギャグだけど!

ホント、純度の高いオヤジギャグが多かったな〜。
これらギャグを全部スタローンが考えたんだとしたら、彼は「相当のオヤジギャグ師」である。

天才かもよ!(←っつーか、それってつまりバカってことじゃ…)

そしてオッサンと仲間がたむろする場所は「刺青を彫ってくれる店」である…。
オッサンの中でのワイルド・イメージ。
それが刺青ショップなのであろう。

そんなオッサンたちにとって価値あるものは、学歴やテストの点じゃあございません。

ナイフ投げ!

遠い場所から的に当てた者がエラいのです。

しかもその的、ドクロ柄!!

いや〜このご時世、店内で、ドクロを標的にナイフ投げをしている連中なんて、なかなかいるもんじゃないよ〜。

ボクちゃんなら、見つけたとたんに110番するね。

言いつけちゃうからね、おまわりさんに!

お電話でね!!

しかし、そんなワイルドおやじの要素がコテコテだから、世界観のイメージは伝わりやすかったです。

スタローンの仲間の中では、なぜかジェイソン・ステイサムの役が優遇されとるな。
スタローンに次ぐ2番手の傭兵じゃん。
さてはアンタ、気に入られてるね。

そのうちアンタが主役だよ、スタローンが死んだらね!

スタローンとステイサムが自家用飛行機に搭乗。
機体の先頭部分から、そのツルッツルのハゲ頭を外に出しちゃうステイサム!

えっ?!

飛んでんのに?

ちょっとしたハコ乗り感覚なんですよ飛行機なのに!

そしてステイサムは、外に頭を出したまま機関銃をブッ放しておりました。
顔面に風を感じながらの空中戦…。
それもロマンの一部なのであろう。

それにさほど問題もなかろう。

アンタのハゲ頭じゃあ、空気抵抗ないしね!

新幹線ひかり号の先っぽみたいに!!

エンドロールでは、なんとTSUYOSHI(長淵)のハードなロックナンバーが流れていたけれど。
作品と曲のイメージがピッタリ。

ホント暑苦しい〜!

蒸し蒸しするわい!!

アンタこの曲、アメリカでも流してもらったほうがよい。
ついでに続編に出してもらったら?

「ウェズリー・スナイプスです」って言えば誰も気づかないよ〜きっと。



エクスペンダブルズ Premium-Edition [Blu-ray]

エクスペンダブルズ Premium-Edition [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: Blu-ray

絆-KIZUNA-

絆-KIZUNA-

  • アーティスト: 長渕剛,関淳二郎,中村タイチ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
  • 発売日: 2010/10/13
  • メディア: CD

nice!(4)  コメント(5)  トラックバック(0) 

nice! 4

コメント 5

cite

はじめまして。コッスンさんのブログ経由で知り、以前から拝読させていただいて(&爆笑・苦笑・ムッツリ笑いさせていただいて)おります。 この映画、私は観ていないのですが(内容は想像つくから、観なくてもいいかなぁと・・・)、いやーーーー想像以上に面白いですね!!! もとい、映画が、ではなくのむらさんの文章が想像をはるかに凌ぐ面白さで、「天才かもよ!」って言葉を思わず返しそうになりました☆(いや決して、バカって意味じゃあw でもバカがやれる/バカっぽい文章が書ける人って、実は天才、てのもあり?ですよねー! 1つのことにとことん集中できる、って意味でもそうだし、、まさに「紙一重」ってやつで!) しっかし、男のロマン連発は、笑えるわーーーwww ちょっとだけ映画、観たくなってしまいましたw
by cite (2010-10-31 09:52) 

aneurysm

>ホント、純度の高いオヤジギャグが多かったな〜。

あの脚本にGOを出した映画会社を尊敬します。
と思いつつ
実はオヤジギャグは全部アドリブだったりして?
とも思います。
by aneurysm (2010-10-31 13:47) 

すだち

ケンカ→火薬→ケンカ→火薬、な映画なんですね(大笑い)
どんぱち景気いいですな。
続編に長淵さんを推すなら、清原和博さんもセットでぜひ。

by すだち (2010-10-31 18:36) 

のむら

citeさん。
いつもありがとうございます〜!
眠かったけどこのブログを書いて良かったです・・・。
そして、コッスンさまさまです〜!
この映画を観た直後は「バカみたいだった」と思ったのですが。
その後、人にふれこんでいくうちに「バカが世界観」ということに気づきました。
うちのブログも「バカが世界観」なので、やがて共感してしまいました〜。
今後もよろしくお願いいたします〜。

aneurysmさん。
脚本にGOを出さないと、殴られそうですもんねぇ。
アントニオ猪木とかを怒らせるとめんどくさい・・。それに似たものを感じました。
あのギャグ、全部アドリブなのかな〜!
だとしたら、なんか、キツい現場ですよね〜。
by のむら (2010-10-31 18:38) 

のむら

すだちさん。
清原も入れていいと思います〜!
後ろのほうにいれば、自然と馴染むと思います。
弾丸を金属バットで打ち返す、というシーンがあればなお良い。
ホント、景気だけは良かったですよ〜。

by のむら (2010-10-31 18:46) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0