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「インクレディブル・ファミリー」★★★ [映画日記]

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深みはないけど楽しかったです。


家族客を満足させるファミレス的なもてなし感がありました。


デニーズ感ですよ!


スーパーヒーロー一家が活躍する2004年のCGアニメ作品「Mr.インクレディブル」の続編ですけども。

まさかの、14年経った後の続編。


掘り出してきたわい眠っていた金脈!


オワコンの再利用ですよ!!


14年も経つと社会も変わる。


一変すんよ!


今回は、一家の大黒柱だったボブが専業主夫、嫁のヘレンが生活費を稼ぐという設定に。

時代に合わせて、働くママの活躍を主軸にしたアレンジが素晴らしい~。


主夫の仕事をナメていたボブが「家事や育児って、こんなにキツイのか~」とヘトヘトになる場面がお約束。


「嫁の仕事は大変なんだよ」という場面は、まるで「妻よ薔薇のように 家族はつらいよ III」by山田洋次でも観ているかのよう!


ボブとヘレンが西村まさ彦夏川結衣に見えた瞬間でした!!


そういう「旦那がギャフン」と言うネタって、ベタだけど気持ちがいいもんだわな。


ヘレンの特異体質「体がゴムのように伸びる」っていう表現が相変わらずオモロすぎる~。


まるで「伸びるタイプのサロンパス」みたいなお母ちゃん!


お子さんが3人いるヘレンですが、あの体の伸び方なら安産だったことでしょう。


安産どころか、赤ちゃんは歩いて出てこれるわな!


ヘレンのヒーローネームはイラスティガールですけども。


日本版のヒーローネームは「ゴム女」でいいと思う~。


妖怪ゴム女ですよ!(←どさくさにまぎれて「妖怪」になってますが)


ヘレンの声を担当している女優ってホリ子だったんですね!(←ホリー・ハンター)


意識してホリ子の声を聴いていると、ちょっとハスキーで特徴のある声なんですよね〜。

いい声してる、と思いました。


ボブ役の声を担当したクレイグ・T・ネルソンって、今74歳なんですね。

シリーズ前作から14年も経ったから、すっかり年をとってしまったわい。


続編を作るなら早くしないと。


寿命が尽きちゃうヨ!(←コラーーッ!)


賑やかな作風は「怪盗グルー」シリーズ等と同じなのですが。


劇中では、いつも誰かが騒いでいてうるさいのですが、ガヤガヤガヤガヤ!


質の良い音楽とデザイン性で「粋」な世界観を打ち出し、作品レベルをワンランク上げてるところは流石です。

ディズニー/ピクサーのプライドを感じました。


他社のCGアニメには無い特別感があるんですよね〜。


プレミアム感ですよ、プレミアム・フライデーみたいな!(←ありがたみが、ありませんか)




インクレディブル・ファミリー オリジナル・サウンドトラック

インクレディブル・ファミリー オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2018/08/01
  • メディア: CD

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「ウインド・リバー」★★★ [映画日記]

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ロケ地は雪降る荒野と、小高いお山。


スゴイわな冬のみちのく感!


ありゃあ相当寒いはず。

キャストもスタッフも防寒対策が大変だったんじゃないかな。


3個も4個もホッカイロを貼り付けていたと思う~モモヒキに!


そんな風景の中、猛獣狩りをする男性コリーが登場。

全身白いお洋服のコリー。


謎の白装束ですよ!


それは雪景色の保護色だったんですね~。


制服なんですよ、狩人の!


「猛獣ハンターが主人公?一体どんなお話なのやら。クライマックスでは人食い熊でも狩るんかいなヒグマでも!」と、思っていたら殺人事件が発生。


事件を捜査するために、ちょと頼りなさげなFBIの若い女性捜査官ジェーンが到着~。

2人は即席で事件捜査ユニットを組みました。


ユニット名は「狩人&姉ちゃん」でいいかもよ!


冬景色を舞台にした殺人ミステリー・ドラマの構図が完成。

まるでAXNミステリーで見かけるドラマみたいな感じです。


「なるほど、これはミステリー映画なんだね」と思って観てましたけども。


ミステリーの難易度は低っ!


誰が犯人なのかは、出てきた瞬間分かりました。


最後まで観終わると、この作品は、実際にあった殺人事件をモチーフにして、アメリカ先住民族が悲劇に見舞われているという問題を観客に投げかけていることが分かるのでした。


ワテらにぶつけてくるんですよ、パイ投げみたいに!


娯楽作品だと思わせて、実は社会派作品だったんですね~。

誠実さを感じる仕上がりになってました。


狩人コリー役はジェレミー・レナー、FBIの姉ちゃん役はエリザベス・オルセンだというメジャー感のあるキャスティング。


そして2人とも「アベンジャーズ」でアメコミ・ヒーローを演じているお方。


マンガ役者ですよ!


この作品に、そんな2人が出演していることに意味を感じました。

ヒーローを演じている2人だから、どこか行動イメージが正義っぽいですよ。

逆に、犯人が純粋な悪に見えますよ。


「アベンジャーズ」シリーズが生んだ刷り込み現象だわな!


クライマックスでのジェレミー・レナーがカッコよくてビックリ。


まさに「大人のアベンジャーズ」ですよ!(←「大人のきのこの山」調で)


これは良い役をもらいました。

コリーの過去も、狩人という設定も保護色も全てが伏線で、最終的に回収される脚本も良かったです。


エリザベス・オルセンは、FBI捜査官役にしては美人すぎる気が。


ギャルじゃんか!


足を引っ張ったと思います、あのセレブ面!!



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