「ウインド・リバー」★★★ [映画日記]
ロケ地は雪降る荒野と、小高いお山。
スゴイわな冬のみちのく感!
ありゃあ相当寒いはず。
キャストもスタッフも防寒対策が大変だったんじゃないかな。
3個も4個もホッカイロを貼り付けていたと思う~モモヒキに!
そんな風景の中、猛獣狩りをする男性コリーが登場。
全身白いお洋服のコリー。
謎の白装束ですよ!
それは雪景色の保護色だったんですね~。
制服なんですよ、狩人の!
「猛獣ハンターが主人公?一体どんなお話なのやら。クライマックスでは人食い熊でも狩るんかいなヒグマでも!」と、思っていたら殺人事件が発生。
事件を捜査するために、ちょと頼りなさげなFBIの若い女性捜査官ジェーンが到着~。
2人は即席で事件捜査ユニットを組みました。
ユニット名は「狩人&姉ちゃん」でいいかもよ!
冬景色を舞台にした殺人ミステリー・ドラマの構図が完成。
まるでAXNミステリーで見かけるドラマみたいな感じです。
「なるほど、これはミステリー映画なんだね」と思って観てましたけども。
ミステリーの難易度は低っ!
誰が犯人なのかは、出てきた瞬間分かりました。
最後まで観終わると、この作品は、実際にあった殺人事件をモチーフにして、アメリカ先住民族が悲劇に見舞われているという問題を観客に投げかけていることが分かるのでした。
ワテらにぶつけてくるんですよ、パイ投げみたいに!
娯楽作品だと思わせて、実は社会派作品だったんですね~。
誠実さを感じる仕上がりになってました。
狩人コリー役はジェレミー・レナー、FBIの姉ちゃん役はエリザベス・オルセンだというメジャー感のあるキャスティング。
そして2人とも「アベンジャーズ」でアメコミ・ヒーローを演じているお方。
マンガ役者ですよ!
この作品に、そんな2人が出演していることに意味を感じました。
ヒーローを演じている2人だから、どこか行動イメージが正義っぽいですよ。
逆に、犯人が純粋な悪に見えますよ。
「アベンジャーズ」シリーズが生んだ刷り込み現象だわな!
クライマックスでのジェレミー・レナーがカッコよくてビックリ。
まさに「大人のアベンジャーズ」ですよ!(←「大人のきのこの山」調で)
これは良い役をもらいました。
コリーの過去も、狩人という設定も保護色も全てが伏線で、最終的に回収される脚本も良かったです。
エリザベス・オルセンは、FBI捜査官役にしては美人すぎる気が。
ギャルじゃんか!
足を引っ張ったと思います、あのセレブ面!!
遅めのコメントですみません。
「美人すぎるFBI捜査官」にイジワルもせず、キチンと協力するコリー&ボブ(でしたっけ現地の警察官)がいい人だと思いました。が、彼はプロのハンター!動物でも人間でも私情をまじえずに狩るんですね~。いや人間のほうには私情が入っていたのか。とにかくカッコ良かったです。西部劇っぽく楽しみました。
by M (2018-09-06 11:08)
Mさん。
西部劇の構造でしたよね、わかりやすい悪役でしたし。女がピンチのときに助けに来るハンターがカッコよかったです。気持ちも良かったですよね。エンターテイメントとメッセージ性を、上手に組み合わせた作品でしたよね。
by のむら (2018-09-06 21:44)
「スゴイわな冬のみちのく感...」
ワイオミング州の話だと思いますが.....東北では、-50Cに下がらないと思います...
by サンフランシスコ人 (2022-12-14 04:47)
サンフランシスコ人さん。
そうですね、東北は、寒いときはマイナス10〜20℃くらいですね。
by のむら (2022-12-14 23:50)