「オーシャンズ8」★★★ [映画日記]
大人の犯罪を小粋に描いた「オーシャンズ」シリーズの続編ですけども。
相当、気軽に楽しめる作品~。
大人のスイーツ感覚ですよ、大人のビスコみたな!
続編でありながらも、登場人物を全て女性に置き換えてのリブート風味。
性転換ですよ!
劇中では、かつて男仕事と呼ばれた作業を全て女性が仕切っていて、時代の流れを感じました。
同時に「女性ならではの凄味」だとか「悩み」だとか「汚さ」だとか、重いものは一切無いわな。
サッパリしてんよ!
女性が8人集まって全員が仲良しという世界も信じない・・・。
女性が2人顔を合わせただけで、嫉妬や妬みがあることボクちゃん知ってる・・・。
いろんな泥沼見てきましたから!
そういう意味では「おんな映画」には、なっていない。
コレはコレで楽しかったけれど、底の浅さは否めませんでした。
監督・脚本はゲイリー・ロスなんですよね~。
爺さんですよ!
そこそこオシャレ感の漂う作風でしたけども。
やはり何かがジジ臭い!
どこからの臭いなのでしょうか、爺さんの脇か?それとも口か?
キラキラしているけども、ちょっとケバい感じのキラキラ感なんですよね~。
爺さんが通う夜の店みたいな!
タイトルが「8」ってことは、「9」「10」まで作って3部作にするおつもりか。
続編があるならば、スタッフも女性で固めるといいかもしんないけども。
今思えば、大物の爺さんだからこそ女優陣を指揮できたのかも。
若い監督だと、女優陣を取りまとめるのは困難。
もしボクちゃんがこの作品を監督することになったとしたら、女優陣への気苦労で死んでしまうわい!
そんな女優陣は、さすがの存在感でステキでした。
全員が見事に魅力を出してます。
チームで2番手の役がケイト・ブランシェットって贅沢~。
ホントは1番、取れる子なのに!
ちゃんと脇役に徹しているブランシェット様がプロ~。
主役のサンドラ・ブロックを引き立ててる感じが大人〜。
コーヒーを冷まさず薄めず引き立てる、クリープみたいなお方でした!
女優役のアン・ハサウェイが、いかにもセレブっぽい大げさな芝居をしていてオモローイ。
「私には同性の友達がいない」というセリフにも笑いました。
その役アンタにハマってんよ!(←失礼)
そんな女優陣たちの肌感がキレイでビックリ。
もしや撮影は「美肌モード」でしょうか!?(←プリクラかい)
女性パワーに押されまくりなのは男性陣。
とくに、唯一といっていい、メイン男性キャラクターを担当したのがリチャード・アーミティッジって。
良い役者さんですが小粒~。
サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ等に勝てる気がしない負け戦!
踏んで潰されるのが目に見えている、どんぐりみたいなお方でした!!