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「マザー!」★★★☆ [映画日記]

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ダーレン・アロノフスキーが監督で、ジェニファー・ローレンスが主演した2017年の作品ですよ。

スタッフも出演者も人気者ばかりで、名前のリストがスゴイことに。


光り輝く名簿ですよ!


しかし本国ではコケて、日本でも、ほぼ未公開扱いになってしまったんですよね〜。


逆に話題になった作品に!


amazonプライムビデオで配信されていたので観てみましたけども。

母性を感じさせるタイトルから、愛でいっぱいのステキな映画かと思ったら正反対。


マ逆!


ホラー、スリラー、サスペンス、ダークファンタジー、ミステリー、バイオレンスなど、多彩なジャンルを融合させて、ひねくれた愛情と信仰を組み込んだ、独自性の高いお下品な作品に仕上がっています。


クライマックス以降の地獄絵図にア然…。

後味が悪いです。


ベロに残るわな、エグ味!


旬のトップ女優を用いて、ここまでのヨゴレ感を打ち出してくるとは。


ジェニファー・ローレンスは「レッド・スパロー」(2018年)で初めてボインを出したと思っていたのですが。

実は「マザー!」(2017年)の方が先だっだんですね。


こっちですから、初ボインは!


どこまでもブレなく狂った作品で、破壊力抜群。

炎上を恐れる現代の風潮の中では貴重ですよ、こういう頭のおかしい作品は!


物語は理解できません。

最後まで観ても、何が何だかチンプンカンプンの悪夢世界。


しかし、冒頭からラストまで、顔のどアップや、手持ちカメラを駆使して醸し出される緊張感は持続したまんまで、目は離せない。

刺激的な映像が数珠つなぎで、退屈することはありませんでした。


ジェニファー・ローレンスが演じる若い妻と、ハビエル・バルデムが演じるの夫が暮らしている、ポツンと建った一軒家だけが舞台。


お屋敷縛りですよ!


そんなお宅に、エド・ハリスとミシェル・ファイファーが演じる見知らぬ夫妻が訪れて展開がはじまりますけども。


ジェニファー・ローレンスとハビエル・バルデムだけでも十分なのに、そこにエド・ハリスとミシェル・ファイファーが加わって、より一層濃い味に。


カレーの中にシチューを入れたようなもんですよ、インドカレーの中に北海道シチューを!


近年では、婆さん役が多いミシェル・ファイファーですけども。


ババア化の一途だどってましたけども!


今回は久々のセクシー熟女役。


アラ還で、見せつけてきたわい、ブラ姿!


美貌がキープされたままで、スゴイと思いました。


さらに、見知らぬ来客が続々と来訪。

大事なインテリアが汚されたり壊されたりして、ジェニファー・ローレンスがイライラする、というところが見どころ。

あらゆるストレス表現が上手いです。


ああ、赤の他人のガキンチョが、我が家の清潔な床で、よりによってお漏らしですよ!


ああ、踏みにじられてゆくインテリアへの愛。


溜まってゆく一方の、うっぷん!


今回ジェニファー・ローレンスが演じた役は、自家用車内も「土足厳禁」にするタイプ。


潔癖症とまではいかないまでも、自分が好きだったり、作ったりしたものに囲まれてのどかに暮らしたい、という、リンネル読者みたいな層の心を、気持ちよく木っ端みじんにぶち壊す内容でした。



マザー! [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: パラマウント
  • メディア: Blu-ray

nice!(4)  コメント(4) 

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コメント 4

sakaya

いろいろ言われてた映画ですねー。
ジェニファー・ローレンスとハビエル・バルデムが夫婦の時点でリンネル読者は離れそうですが。時間があったら観てみようかな。
by sakaya (2019-05-23 00:48) 

のむら

sakayaさん。
リンネル読者には、ほぼ間違いなく合わないと思う〜。スプラッター風味の場面もありますので、観る際はご注意くださいね。
by のむら (2019-05-23 22:32) 

izmi

ぷぷぷ!
「リンネル読者みたいな層」でニヤニヤしちゃいました(笑)。
リンネルは付録目当てで時々買ってます!
by izmi (2019-07-13 11:03) 

のむら

izmiさん。
リンネルへのお食いつき、ありがとうございます!僕もリンネルの付録は質が高いので、毎月チェックしています。そして、ムーミングッズが付録のときは、たまに買っています!これからもご一緒にリンネルを応援していきたいですね。
by のむら (2019-07-13 17:14) 

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