「ナイル殺人事件」★★★ [映画日記]
川にまつわる殺人事件を描いてますが、「天河伝説殺人事件」じゃありませんから〜!
その川はナイル川ですよ、エジプトとか、ピラミッドが建っている方で流れてるやつ!!(←詳しい場所は知らないらしい)
アガサ・クリスティさんが書いたミステリーを、今時のハリウッドスターを起用して映画化する企画・第2弾です。
シリーズ前作「オリエント急行殺人事件」は超・豪華キャストでしたけども、目ん玉が飛び出るくらい!
あれと比べると、今作は、いくらか安めのキャストになってしまってますね。
削られてますね、予算!
せいぜいガル・ガドットさんとか、アネット・ベニングが有名どころ。
この企画って、超・豪華キャストでやらないと意味がない気がするのですが。
そういうお祭り色でも付けないと、お客さんが呼べないと思うのですが、まあいいです。
あと、現在のハリウッドでは完全に干されている網浜さんが出てますね。(←アーミー・ハマー)
干されすぎて、煮干しかスルメ状態の網浜さんが!
今作は、干される前に撮影されたのでしょうね、まだ水分が残っていてイキイキしていました。
劇中では、金持ち夫妻と仲間達がエジプトで豪遊。
ナイル川では豪華客船を貸し切って船遊び!
いくらくらいかかるのでしょうか、30万円とか?(←もっとでしょう、知らんけど)
そんな船上で起こった連続殺人事件の謎を、名探偵ポアロが解く、というお話。
わたくし、「ナイル殺人事件」の内容を、今回の鑑賞で初めて知ったと思うのですが。
鑑賞中、割と早い段階で犯人が分かりました。
「ハハ〜ン、アンタだよね。臭いもん」と思ったのです。
わたくしは天才なのかもしれません。(←どうせ昔、ドラマ版とかを観ていたのでしょう)
ポアロ役のケネス・ブラナーが、製作・監督を兼任していますけども。
ケネスの作風と、アガ子先生のミステリーは、相性が良い思います。
両者とも、テンションが高めのドラマを作りますしね。
今作は、ナイル川に浮かぶ船などの風景が全てCGで、「作られた世界観」も良い感じ。
広がってますよ、空想上の「アガ子の世界」が!
貧富や人種などの格差や、多様性のある恋愛劇まで盛り込まれていて、意外と、現代的なおかずが多いですね。
最近のおかずですよ!
そうやって、一隻の船の中で社会を描く、という荒技を見せていました。
オープニングとエピローグは、ポアロのパーソナルな部分にフォーカス。
トレードマークである口髭の秘密も明らかに。
お毛毛の秘密ですよ!
同時に「人には誰でも、他人に見せない顔がある」みたいなテーマも感じさせて、奥深さアップ。
おじんの深みですよ!
ケネスの手腕が光っている演出でした。
まだシリーズ2作目ですが、なんとなく、これが完結編の予感〜。
なんとなく、力尽きてる〜?!
続きがあるなら、ポアロ以外の全キャストを「アベンジャーズ」俳優でやってほしいな。