「Mr.ノーバディ」★★★ [映画日記]
「ベター・コール・ソウル」等での好演で、ドラマ界ではブイブイ言わせているオデンさん!(←ボブ・オデンカーク)
ドラマでは、ひねくれた役を演じていて、すっかり、ひねくれたイメージが付いてましたけど。
染み込んで取れないんですよ、白シャツに染み込んだカレーうどんの汁みたいに!
今作は、「ジョン・ウィック」のスタッフが作り上げたアクションもの。
オデンさんが演じる主人公は、普段は大人しいけれど、キレたら怖い「剛腕パパ」という設定。
オデンさんが進出してんの、「おじさんが強い」系というジャンルに!
強盗、ヤンキー、ロシアン・マフィアを相手に、「ひねくれイメージ」で売っていたオデンさんが、格闘、銃撃、大暴れ。
オデンさんにアクションのイメージが全く無かったので、ビックリしました。
オデンさん、ものすごく、ものすごく…動けてる!
もう十分!!
オデンさんって、実はカッコよかったんですね〜。
オデンさんから、「イケおじ」という新たなポテンシャルを引き出していました。
オデンから、新たなお出汁が出てるんです!(←おいしそう)
拳でも、銃でも戦えて、そこいらにある道具を組み合わせて、サッと武器まで作れてしまうオデンさん。
家では、熟女妻に愛され、息子や娘のこともかわいがる、というマイホーム・パパだし〜。
「おじさんが強い」系の他作品「イコライザー」や「96時間」などで見られた、楽しい要素が大体入ってる。
全部入りのおじさんなんですよ!
スクリーンから、漂ってました「ヒットしそうな映画」の香りが。
銭の臭いですよ!
共演はクリストファー・ロイドとか、マイケル・アイアンサイドとか、知る人ぞ知る、古い良き人材。
悪く言えば、賞味期限が切れて久しい、化石のような男たちなのですが!
彼らも、いい感じに再利用されていました。
オデンさんの妻役は、近年ではワンダー・ウーマンの母役で活躍しているコニー・ニールセンということで、あらゆるキャスティングが渋いです。
おじさん客に向けたおじさん映画なのだと思います。
どうにか続編も製作してほしいな〜、クリストファー・ロイドが天国に旅立つ前に。
三途の川を渡る前に〜!