「Saltburn」★★★ [映画日記]
amazonプライム・ビデオのオリジナル映画で、2023年12月に配信が始まっています。
これまで数々の名作映画で脇役として実力を発揮していたバリー・コーガンが、今回は正々堂々主役でドーン！
脱いで踊るわ、ラブシーンはあるわで、バリー・コーガンの全てが丸出し！（←劇中ではボカシあり）
あの、モジモジしているバリー・コーガンが女性を抱くなんてねぇ。
抱けるのかねぇ？！（←大きなお世話）
そんな感じで、バリー・コーガン・マニアが泣いて喜ぶ、バリー・コーガン臭が充満した作品になっていますね。
作品ジャンルは「BL風ダーク青春クライム」という感じ。
異色の男映画ですよ！
オックスフォード大学の新入生として登場するバリー・コーガン。
勉強は出来るけれども、見た目はイマイチ。
入学して早々、学園の「イケてないチーム」入りを果たすという、冴えない学徒。
そんなバリー・コーガンが、学園内でキラキラしているオシャレで陽気な「イケてるチーム」入りを目指す展開。
バリー・コーガンが、「イケてるチーム」のリーダー格で、モテ系・アイドル的男子フェリックスに接近・親睦。
ついにフェリックスの自宅（貴族の館）に招かれ、そこで夏休みを過ごすことになるけれど…、というお話です。
これまでの出演作では、奇抜なキャラクターを演じることが多かったバリー・コーガンですけども。
今回演じた役は（一見）凡人のキャラクターで、態度もまともだったから、なんか新鮮〜。
「バリー・コーガンて、普通の人だったんだ」と、ハッとしました。（←失礼）
物語が進むにつれて、バリー・コーガン演じるキャラクターにも闇があることが分かってきて、深みもスゴイ。
「やっぱり、バリー・コーガンて、心が読めない役がピッタリだよね。目がおかしいもん」と思いました。（←失礼）
「イケてるチーム」の空虚な富豪感に、「イケてないチーム」の野心が牙をむくような場面もあり。
「まるでパトリシア・ハイスミス作品だよね」とも思いました。
今作は、エメラルド・フェネルさんが「プロミシング・ヤング・ウーマン」に続いて監督・脚本をご担当。
エメラルド・フェネルさんは、令和のパトリシア・ハイスミスになろうとしているのかもしれません。
バリー・コーガンが招かれた貴族の館では奥様がお待ち。
奥様役は、なんとロザムンド・パイクが演じていて、カネ持ちオーラがドバアアッ！
ロザムンド・パイクって、本当に「上から」な態度がハマる〜。
天性の「上から女優」だと思いました。
奥様の友人で、どん詰まり人生を送っている中年女性役として、「プロミシング・ヤング・ウーマン」で主演していたキャリー・マリガンが友情出演。
疫病神役ですよ！
キャリー・マリガンは、ロザムンド・パイクとは真逆の「幸薄さ」で、印象を残していました。
2024年ゴールデン・グローブ賞の演技部門では、バリー・コーガンとロザムンド・パイクがノミネート。
エメラルド・フェネル作品て、高打率！
プロデューサーの1人はマーゴット・ロビーなんですよね〜。
エンターテインメント界の女性パワーを感じる作品でもありました。
いやー、観てみました。
バリー・コーガンさんは聖なる鹿殺しでパスタ食べてるのが怖くて印象深かったので、飛びつきました。全裸の踊りまでやってくれましたね。バリー・コーガンさんは身長低いのでしょうか。周りの人が高いのですかね？ロザムンド・パイクさん演じる奥様が誰かに似ている？誰だっけ？？→財前直見さんでした。どうですか？
by けい (2024-02-04 09:32)
けいさん。
財前さんも富豪の奥様感ありますよね、なるほど〜！バリー・コーガンは低身長設定なのでしょうね。体型も、シルエットだけだと昭和の日本人男性っぽくて、親近感がわきました。アイドル的男子役の男優さんも、今、のぼり調子の人材だし、いいキャスティングだったと思います。こういう映画が手軽にアマプラで観れる時代って、すごいですよね〜。
by のむら (2024-02-04 15:52)
あと、バスタブでの吸引力がすごかった。排水溝の汚れも取ってくれそうでしたね。
by けい (2024-02-04 23:49)
けいさん。
バスタブ場面は、ギョエーッでしたね！本物のマニアとは、あそこまでするものなのでしょうね〜。勉強になりました。
by のむら (2024-02-05 22:35)
「プロミシング・ヤング・ウーマン」が、
かなり面白かったので、これも観ました。
のむらくんは気づいてて、イラストに「童貞力」と
書いてると思いますが、金持ちの屋敷でみんなが
「スーパーバッド 童貞ウォーズ」観てましたね。
あの映画の時代設定が「スーパーバッド」が公開された時期と
同じだって事を強調したいんだろうな、と思いましたが、
イギリスとアメリカの学園モノのギャップを
表現したかったのかなと思いました。
まぁ作品自体は、私の好きなタイプではないですが、
バリーさんが熱演してるのは伝わってきて、面白かったです。
by まかれな (2024-02-07 10:58)
まかれなさん。
気づいていません、あれスーパーバッドだったんですね！僕も、そんなに好きなタイプの映画ではありませんでしたが、監督も俳優も新味を出していて良いと思いました。なんといってもバリーさんが主演する映画というのは貴重ですね。
by のむら (2024-02-07 23:06)
朝早くからすみません。確認したところ、
開始34分くらいに出てきました。
ジョナ・ヒルがクリストファーミンツプラッセに
キレてるシーンでした。
クリストファー（以下略）は「プロミシングヤングウーマン」に出てたので、
監督のお気に入りなのかな、と思います。
by まかれな (2024-02-08 05:37)
まかれなさん。
英国での「スーパーバッド」は２００７年９月公開で、劇中の時代設定２００７年夏なので矛盾がありますが、「富豪の奥さんが、映画業界のコネを使ってスーパーバッドの映像を取り寄せたんだよ」という、監督による楽しい解釈がされていますね。（出典：IMDB）監督の次回作にもクリストファー・ミンツ＝プラッセが出てくると面白いでしょうね！
by のむら (2024-02-08 17:57)