「ゴールデンカムイ」★★★☆ [映画日記]
テレビアニメ化もされている人気漫画の、実写映画版ですけども。
これは価値ある実写化だと思います。
舞台を明治末期の北海道とし、アイヌ文化をフィーチャーした「埋蔵金探し」アクション・エンターテインメントですから。
アイヌ × エンタメ だなんて奇跡ですよ!
この作品をきっかけに、アイヌに興味を持つ人もいるわけですからね。
それに、北海道でのロケ映像、アイヌのグルメ映像は、アニメよりかは実写の方が説得力がありますね。
映えるんですよ!
アイヌの食事が、なんというか、食べたいような、食べたくないような独自レシピで興味津々。
リスやカワウソ食べちゃいますから!
かわいいポケモンを食べちゃうようなもん、頭から!!
アイヌの文化ってオモローイ。
もはやファンタジー映像ですよね、ホビット族か何かの生活を覗いているみたいで。
冒頭は日露戦争の場面ですが、それを込み込みで、実写に向いている題材だと思いました。
わたくし、テレビアニメ版も全話観ているファンなのですが。
今作は、アニメ版や原作の完全再現を目指している、純度100%のファン向け実写映画と思われます。
スタッフも出演者も、完コピ目的ですよ、コピー商法!
わたくし、完コピは好きではないのですが、スタッフや出演者が、魂を捧げすぎてしまうので。
「完コピは、クリエイトではない」と思っていますので。
しかし、今作は、あまりにも演出や芝居が原作ぽくて「スゴイ」と思いました。
執念の映像作りですよ!
ここまで、原作やアニメ版を再現するのは相当大変だと思って、スタッフや出演者に頭が下がりました。
元々は、主演・山﨑賢人くんと所属事務所による「原作の実写化ビジネス」の一環かと思うのですが。
あの子の企画ものですよ!
山﨑賢人くんって、なんだかんだ言っても、大したお方ですよ。
鑑賞前は「ゴールデンカムイの主人公に山﨑賢人くんは合わないだろう」と思っていましたけども。
本編を観てみると、なんとなく主人公にハマっているから、たいしたもん。
まずキャスティング発表で炎上させておいてからの、完成品を観せてクオリティを絶賛させるという「山﨑賢人くん商法」。
綱渡りの俳優業ですよね!
山﨑賢人くんって、「泥臭さ」があるのが魅力だと思うのですが。
今作では、その臭みも活きていると思いました。(←なんか失礼)
これまで数々の実写化に挑戦してきた山﨑賢人くんの、ターニングポイントになりそうな感じがします。
ちょっぴり大人風味のキャラクターですしね。
続編にも期待していますけども。
今作こそ、Netflixの実写ドラマにしてほしかった〜。
シーズン5くらいまで、延々とやってほしかった〜。
海外の視聴者にもウケる気がする〜。
今作の映画版も、そのうちNetflixで配信されるだろうから、まあいいか〜。
ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 野田サトル
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/02/19
- メディア: Kindle版
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