「ウェイ・ダウン」★★★ [映画日記]
かつてのヒット映画「チャーリーとチョコレート工場」で脚光を浴びた男児といえば、フレディ・ハイモアくんですけども。
世界の名物子役ですよ!
そんなフレディ君が、大人になって映画界に帰ってきました。
もう30歳、チェリーボーイでもありませんから!(←既婚ですしね)
近年のフレディ君は、ドラマ「グッド・ドクター 名医の条件」の製作・主演で評価されている状況。
「やり手」という近況!
昔も今も、儲けています!!(←いやらしい)
ドラマ「グッド・ドクター 名医の条件」でフレディ君は演じている役は、ド天然キャラ(←正確にはサヴァン症候群)の若い医師。
普段は天然ボケを連発する若い医師が、難しい病気に対しては、天才的なひらめきとアイデアで見事に治療する、という基本設定でした。
今作「ウェイ・ダウン」でのフレディ君も、ドラマのキャラと同じような路線かと思います。
映画でも製作・主演を兼ねているフレディ君。
「オハコ」となったキャラクターで、今度は映画に進出しようという腹積りかもしれません。
皮算用ですよ、元・子役の!(←言い方)
「ウェイ・ダウン」でフレディ君が演じる役は、天才男子大学生。
設定が「天才」ですよ、何なのそれ!?
銀行強盗チームにスカウトされた天才男子大学生が、世界で最も堅牢な金庫を開ける手助けと、現場作業をする、というお話です。
まずは、フレディ君の主演映画がサスペンス大作という意外性。
劇中でも引用されていた「オーシャンズ11」っぽいノリに、ドラマ「グッド・ドクター 名医の条件」風キャラクターを乗っけるというプロデュースが楽しいです。
フレディ君が演じる優等生が、「何かワクワクすることに情熱を燃やしたい」という理由で、銀行強盗チームに入ってしまうところがスゴイですね。
今の若者の気持ちって理解しづらいですね〜、Z世代とか!
銀行強盗チームのリーダーは、渋いおじさまなのですが。
ハゲてるおじんですよ!
フレディ君がピンチに陥っても、ハゲた頭を抱えるだけだし、犯罪現場では、あんまり役に立っていないリーダーでしたね。
カフェで打ち合わせしていても、案が浮かばないときはキレ、コップをガチャーンと薙ぎ倒し、「フン」と店を飛び出してしまうし。
「見た目はおじんだけど、中身はわがままお嬢様みたいだな。まるで富豪の令嬢だよ!」と思いながら観ていました。
作品は、全編ほとんど、ず〜っとサスペンスで、銀行強盗チームは常にピンチ状態で、観客の気を引き続けています。
ミステリー要素の難易度は高くありませんが、物語は面白い映画でしたね。
ハリウッド的でキレ味のある派手な演出だし、米国製の映画かと思いがちですが。
実はスペイン映画なんですね!
監督は「REC/レック」シリーズで名を上げたスペイン人のジャウマ・バラゲロさんだし〜。
劇中の時代設定は2010年で、舞台もスペインで、街中はサッカーワールドカップ決勝戦に熱狂しているという設定。
人も街も興奮状態。
浮足だってるんですよ!
そんなワールドカップの試合状況が、良い感じに物語とリンクして、伏線として作用。
スペインっぽさが生きたサスペンス大作になりましたね。
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