「ブルーズド 打ちのめされても」★★★ [映画日記]
主演はおハル!(←ハル・ベリー)
まさかと思いましたが、製作・監督をやってるのもおハルなんですね〜。
あの子なんですよ!
毎年12月は、賞レースを意識したNetflixオリジナル映画が何本も配信されますけども。
2021年12月に配信された今作は、翌年の賞レースで、主演女優賞ノミネートを狙ったものと思われます。
おハルが演じるのは格闘家ジャッキー・ジャスティス。
格闘技の内容は、柔道とかボクシングじゃありません。
血まみれで、金網デスマッチをする女!
野獣のような女ですよ!!
総合格闘家として落ちぶれていたジャッキー・ジャスティスが、離れて暮らしていた幼い息子と再会。
それを機に、人生をやり直そうとする姿を描いたお話です。
クライマックスの試合場面で盛り上げる「ロッキー」タイプの構造。
米国人の大好物ですよ、よくあるタイプ!
クライマックスにたどり着くまでは、まー色々とございます。
スポ根をベースに、「MeToo」あり、多様な愛もあり、貧困あり、毒親ありで、ぶっ込んできてます。
これは映画界のぶっかけ飯!
その上で、ヒロイン像は「戦う女」ということで。
完全に、ハリウッドの流行に乗っかった作風。
これほどのトレンド作を観たことない!
近年のおハルには、目立った単独主演作はありませんでしたけども。
脇役でくすぶってましたけども!
この1作で、時代に追いつくつもり。
一気に、シャーリーズ・セロンやニコール・キッドマンに追いつく覚悟!
おハルの勝負作であり、追いあげ作になっていました。
試合の時は薄着になるおハルですけども。
ウエストが締まっていて、まーキレイ。
とても50半ばには見えません。
格闘表現もリアル志向の本格派で、多くの場面でおハル本人が戦ってます。
50半ばで、このハードな仕事ぶりはスゴーイ。
製作面から演技面まで、おハルを見直す一作になりました。
息子の年齢は6〜7歳くらいに見えたので、40代後半で生んだってことでしょうか?
米国人は、それくらいでも生みますからな!
米国作品での室内場面では、エアコンて出てこないじゃないですか〜。
「外国にはエアコンが存在しないのではないか」と思うくらいに、全く見かけないじゃないですか〜。
ところが今作では、あるマンションの室内場面で、エアコンらしきものを見た!
ホンマに見たんや、ホンマやで!(←UFO目撃者の言い分かい)
本当に、アレはエアコンだったのだろうか?!
それとも幻だったのだろうか?!
あと、おハルの長編初監督作品らしいのですが、なんか出来過ぎ〜。
モタつきや、グダグダ感が全くナーイ!
初めて長編映画を作って、こんなに上手く仕上がるものなのでしょうか。
あやしい〜!(←失礼)
モヤモヤも残る作品でした。
2021-12-16 00:00
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