「ネイバーズ」★★★ [映画日記]
ず〜っと観たかった2014年のコメディ作品が、Netflixに上がってました。
吊るされてたんですよ!(←干し柿かい)
セス・ローゲンとローズ・バーン扮する夫妻が、隣人宅の騒音に悩まされ、やがて隣人と対立するというお話ですけども。
まずは、シモネタ満載〜。
テーマはご近所騒動なのに、こんなにシモネタを入れてくるなんて。
まあ良いと思います、無意味で!
セス・ローゲンのシモネタは分かりますけど、ローズ・バーンまでシモネタにご参加。
ヨゴレた演技を披露していました、人工乳を装着して!
付け乳ですよ!!
そういうおバカなネタもノリノリでやってのけるローズ・バーンってスゴイな〜、と改めて思いました。
今作で最も輝いていたのはローズ・バーンだと思います。
ローズ・バーンには、いつか賞を受賞してほしいな、どんな賞かは思いつきませんが!
お隣に住む大学生コミュニティのリーダー役はザック・エフロンですよ。
ザックもシモネタに挑戦していますけども、あんまり似合わず。
「無理すんなエフロン!」と言ってやりたかったです。
そんなザック演じる大学生が、毎晩自宅で大パーティ。
コミュニティを仕切ってんの、宴会奉行!
ホント、アメリカ人ってパーティが好きですよね〜。
アメリカの若者が自宅で開くパーティな〜。
ダンス音楽を大音量、干きものをツマミに紙コップで酒、客は立ち話、個室ではカップルがイチャつき、お便所には女子が行列、みたいなパーティ。
映画でよく見かけるやつですよ!
日本人は、自宅でそこまでやりませんな。
アメリカ独自の「お騒ぎカルチャー」だと思いました。
だからこそ、今作での自宅パーティ・シーンも絵になってる〜。
米国スタッフの「パーティ演出慣れ」を感じました。
ジャンルは「おバカ・コメディ」なのですが、「凡人がコミュニティの独自文化に悩まされる」という構図には深みが。
他作品でも「コミュニティの独自文化」は、サイコっぽく表現されることが多いですけども。
今作でも、凡人がコミュニティと話が通じず、こじれ、憎まれていく様はサイコ・スリラー・テイスト。
それを、面白おかしく表現しているんですよね〜。
サイコと笑いを同一線上に置いているところが素晴らしいです。
また、登場人物は、それぞれが人生論を持っていて、キャラクターの深掘りも入念。
生活感もあるし、若年層からファミリー層まで幅広いお客さんが共感できる内容。
これは、アメリカ製「おバカ・コメディ」の傑作だと感じました。
おバカの秀作なんですよ!
日本では限定公開だった、というのが残念〜。
誰にでもすすめるわけにもいかないし、シモネタ多くて!
シモがキツすぎるんですよ!!
シモのキツさも、アメリカ文化として受け入れるべきなのでしょうね。
今度いつか見てみます。あ~パーティはですね、アメリカ人にとっては人が集まればパーティなんで。。例えコーラとポテトチップスとしかなくてもパーティなんですよ。やれ誕生日、感謝祭、イースター、クリスマス、新年、なんだかんだと人が集まります。まあ今年はコロナで自粛ムードではありますが、まったく気にしてない人もいますし。。
by keyboardcat (2020-12-03 07:11)
keyboardcatさん。
へぇ〜、米国では人が集まればパーティなんですね!コーラとポテチだけでもパーティ、って、なんて陽気な国民〜。米国のパーティ場面で不思議に思うのは、見知らぬ者同士が集うパーティが多いところ。それで話をして、盛り上がれるんだから、たいしたもんです。出会いの場でもあるのかな〜。
by のむら (2020-12-03 19:50)