「ラスト・ウィッチ・ハンター」★★☆ [映画日記]
2015年の作品を、amaonプライム・ビデオで再生〜。
ヴィン・ディーゼルという素材に、最も似つかわしくないジャンルが「ダーク・ファンタジー」。
あのヤンキー男優には無理!
そんな固定概念を覆す作品です。
800年間も不老不死のまま、現代社会で悪い魔女を狩り続けている男コールダー役がヴィン・ディーゼル。
コールダーが、殺人事件の犯人である魔女を仕留めようとするお話です。
冒頭。
800年前の姿で出てくるヴィンには、なんと髪が生えてました。
ハゲのてっぺんに、ちょこんと生えてんの、岩にむした苔みたいに!
ドウェイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサム等、多くハゲ男優が、主演作にてインパクトを求める場面ではヅラをかぶって出てきましたけども。
ヅラで客の心をツカむんですよ!
笑わせんの!!
ヴィン・ディーゼルも後追い。
ハゲ先輩に見習ったわい!
現代のヴィンはモノトーンのシュッとした服を着て、高級車を乗り回し、旅客機の中ではキャビン・アテンダントをナンパ。
自宅の高級マンションに連れ込み抱いている、という。
まさかのセクシー・イケメン枠!
プレイボーイというキャラ付けもわがまま!!
ヴィンの見守り役はマイケル・ケインで、ケインの後継者役がイライジャ・ウッドという、なかなかのキャスティングになっています。
ヴィン・ディーゼルは製作も兼ねているのですが、他のヴィン・ディーゼルが製作した作品でも、割と大物役者が出てるんですよね〜。
みんな、ヴィン・ディーゼルに説得されて呼びだされて来んの!
交渉スキルの高さが伺えました。
イライジャ・ウッドの役に関しては、イマイチ小さいかな〜。
背丈も小さけりゃ、役も小さいんですよ!
観ながら、「イライジャさん、アンタ、ナメられてんじゃないの?アンタはすごい人なのに。あのロード・オブ・ザ・リングで主役を張ったお方なのにさ〜!」と思いました。
現代社会でも、あちらこちらで密かに魔女が生きている、という設定は夢があって楽しいです。
たいていの魔女が営んでいたのは、暗い飲み屋でしたけども。
水商売でしたけども!
魔女の自室とか、魔女系デザインのインテリアで統一してあって、かわいい〜。
これらの世界観を原作なしで、オリジナルで創り上げているところが素晴らしいです。
好きな世界観だから、ヒットしなくて残念〜。
もったいない企画でした。
中盤から出てくる良い魔女役は、キット・ハリントンの実嫁ローズ・レスリーでした。
テレビ女優ですよ!
なんとなく、ヴィン・ディーゼルとは恋仲になりそうな予感のする大役。
「そこのキャスティングは安くあげたわな」と思いました。
そうは言ってもローズ・レスリー、改めて見るとかわいい〜。
なるほど、確かに魔女っぽい。
赤毛で色白で、安いエマ・ストーンという感じで素敵でした。
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