「アウトバーン」★★★ [映画日記]
旧作です。
ニコラス・ホルトが主演ですよ。
実生活でジェニファー・ローレンスを抱いてたあの子ですよ!
彼が「ウォーム・ボディーズ」や「ジャックと天空の巨人」に出演し、力を付けてきた頃に製作されたカー・アクション作品です。
若い芽が伸びてきた頃ですよ、初夏のゴーヤのつるみたいにニョキニョキニョキニョキ~!
観る前はB級映画だと思っていたのですが。
観てみたら、出演者は豪華だし、撮影は凝っているしで力作でした。
これはニコラス・ホルトを世界的に大ブレイクさせるべく企画されたのではなかろうか。
そして失敗したのではなかろうか。(←失礼)
作品は2015年頃に完成していたらしいですが、製作会社の倒産により公開が見送り。
別会社の配給で2016年に公開を予定されていたものの、結局は2017年にまで公開は延期されてしまったという。
延び延びですよ!
なんとも不運な作品なのでした。
物語はニコラス・ホルト演じるケイシーが、ジュリエットという名の女性をナンパ。
ディスコでナンパですよ、デスコで!
よくあるタイプの自己紹介。
音楽が爆音で流れる中で「ねえ君、どっからきたの~?」みたいな感じ。
ジュリエットは割とツンl
「私は、あなたみたいな、安定しない職の男には抱かれませんから」みたいな態度。
なかなか骨のある美人だと思ったのですがね~。
およそ2分後には抱かれたわい!
舌の根も乾かぬうちにですよ!!
さらに数分後には同棲しとる。
トントン拍子のトントン抱き!
そんなジュリエット役を演じているのがフェリシティ・ジョーンズですよ。
金髪ボブヘアのフェリシティからはフランスっぽい香り。
若い頃のエマニュエル・ベアールみたいな周波数でしたけども。
ニコラスとフェリシティのツーショットを見ると「年上の彼女だよね」という感じ。
そしてニコラスには「年上の女」がお似合いでした。
相性良いんですよ、ババアと!
そんなジュリエットの持病を治療すべく、ニコラスが犯罪で大金を稼ごうとする展開。
治療費が目的ですよ健康目的!
ニコラスは麻薬強奪計画を練り、マジメに挑みますよ。
その必死な態度がフレッシュ!
犯罪なのに、かぼす汁の香り~!!
ときどきトラブルに陥ってメソメソしたり、気を取り直して奮闘したり。
そのノリは、まるで研修中の新入社員~!
犯罪アクション作品の主人公でありながら、無骨な風味は一切ない。
イマドキ感あふれる主人公が魅力的でした。
犯罪組織の親分役を演じたのが、ヤッツケ仕事のアンソニー・ホプキンスでしたけども!
ヤッツケ仕事でも存在感は十分のホプキンンス。
ド派手な水色スーツも似合ってました。
ホプキンスと対立する役が、仕事を断らないベン・キングズレーですよ。
ホプキンスとキングズレーのにらみ合いがハブとマングース状態~。
しかし怖さはホプキンスの方が上~。
あの人、基本的に目が死んでっからね。
焼いた鯛みたいな目をしてっから~!
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