「10 クローバーフィールド・レーン」★★★ [映画日記]
*ネタバレはありません。
ゴジラ風パニック映画「クローバーフィールド/HAKAISHA」の関連作なのですが。
作風も路線も全く違いますよ。
これは「2作品の共通点を探せ」ってことなのでしょうか。
「ウォーリーをさがせ!」みたいなもん?
そういう企画ものなのでしょうか?!
主人公の女子が、婚約指輪らしきものを外して始まる物語。
男に対して「フン。2度と抱かせてやんないよ!」みたいな状況!
女子が自動車事故に遭い、目が覚めたら地下室に監禁されていて、「ソウ」みたいな密室スリラー調に展開。
地下室を仕切っているのは、ふくよかなおじさん。
演じているのはジョン・グッドマンなのですがね〜。
おじさんは「屋外は有毒ガスが充満してる」って言うのです。
言い張ってきかないんですよ!
屋外では何が起こっているのか、おじさんは敵なのか味方なのか?
ジョン・グッドマンなのかバッドマンなのか?
おじさんは、地下室で何日も暮らしているのに、ふくよかだし。
そんな痩せない体質を含めて、何もかもがミステリ〜!
人体の不思議ナリ〜!!
そんな序盤の心理劇からは全く予想できない、怒涛のクライマックスにビックリ。
低予算映画ですが、先が読めない物語が楽しかったです。
製作はJ・J・エイブラムスということで。
確かにJJが指揮してるっぽい感じ〜。
あの人の臭いがすんよ!
JJが手がけたテレビドラマ、例えば「LOST」みたいに、今回の映画の中でも謎をばらまき、大げさな物語を仕掛けるんですよね〜。
客が食いつきやすいんですよ、JJがまいた餌に!
そして、JJが手がけた「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」みたいに、女子が、がんばるお話なんですよね〜。
女子が世の中と戦うんですよ、歯を食いしばり、般若みたいな形相で!
なんとなく「女子の自立」まで描かれているところも小憎らしかったです。
地下室にて、非常食を食べて暮らしていた女子とおじさんですが。
パスタとかお肉とか、結構いいもん食ってんよ!
アンタ、今のボクちゃんより、いいもん食ってんじゃん!!
食事中に飲むものはジュースだしさ〜。
味付きじゃん!
ボクちゃんなんて、食事中に飲むものは真水だっていうのにさ〜!!
女子は密かに地下室からの脱出計画を立てるのですが。
まずは、本で「ガスマスクの作り方」を習得。
えっ、ガスマスクって素人が作れんの?・・・と思いました。
ペットボトルっぽい素材で作りあげてましたけど。
有毒な空気を、どうやって「ろ過」するのかな。
キムコとか挟み込むのかな?(←それ冷蔵庫の脱臭剤)
そして、有毒ガスから身を守る防護服まで手作り。
防護服の継ぎ目はガムテープで張り合わせてましたけども。
いや〜、どうなんでしょうか、気密性。
絶対にすきま風が吹き込んでくるよねぇ。
キムコ!!(←そこかい!笑)じゃあ私ぁ、ノンスメルで^_^;
by kaetteyo (2016-06-24 12:40)
ジョン・グッドマンといえばかなり昔ですが、セントラルパークの舞台を見て来た帰りにNYの道路を歩いていたら、両手にスターバックのコーヒーカップを持ってずんずんこちらに向かって歩いて来る彼に遭遇! と思ったら直前に片手のカップを取り落とし Fxxxとつぶやいていたお姿が忘れられません。
なにげなくスターさんに遭遇できるのもNYですねぇ。普通に路上歩いてんだもん。誰も騒がないし~。
by ちびまま (2016-06-24 12:48)
のむらさん。
非常食でも太る体質って(笑)
のむらさんは、天才です!
久々に笑いました。
月曜日、友達からアントンが亡くなったけど大丈夫?仕事行ける?ってメールが来てから、ずっと落ち込んでいました(泣)
久々に笑いました。ありがとうございます。
by 内幸町 (2016-06-24 21:38)
kaetteyoさん。
ノンスメル!コメントいただかなかったら、一生思い出すこともないアイテムです。調べたらキムコもノンスメルも現役なんですよね〜。冷蔵庫の臭いは不滅ですね。
ちびままさん。
うわ〜、いいシーンに遭遇しましたね。カップが落ちて良かったですね。ジョングッドマンに出会ったとしても話しかけづらいかも。なんかちょっと怖い感じだし。
内幸町さん。
アントン君、残念でした。才能ある子だったのにねぇ。いきなりのニュースだったから衝撃でしたよね。「うそ?!まさか。冗談でしょ」という感じで。ご冥福をお祈りいたします。
by のむら (2016-06-24 22:54)
のむらさん
私もこの映画見ましたよ(^^)。前半は監禁者、後半は・・・とかなり欲張りな映画でしたね。
特に前半は心理物になっていてヒロインを・・・したのは・・・というサスペンスが効いていましたね。あのジョン・グットマンが・・・した後、身奇麗にしているのには怖かったです。最後にヒロインが・・・する展開といい、逞しくなっていく姿が魅力的でしたね。あの人生で後悔していることを話した時、主人公のバックグラウンド(父親から虐待されていた?)を匂わせるあたりはうまい脚本でした。
ペットボトルでガスマスクは割りとメジャーな方法見たいですよ(^^)
http://www.fastcodesign.com/3034574/how-to-make-tear-gas-masks-tips-from-an-art-museum
by ネスカフェ (2016-06-26 13:37)
ネスカフェさん。
観たんですね!先が全く読めないですよね。それでいて、心理劇にして、あんまり安っぽくない感じにしているところが良かったです。へ〜、虐待されてたような伏線もありましたか〜。気付かなかった〜。ペットボトル製ガスマスクってメジャーなんですね。アメリカっぽいというか。時代ですよね〜。
by のむら (2016-06-26 20:51)