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「ジュラシック・パーク」★★★★ [映画日記]

jurassicpark.gif
「ジュラシック・ワールド」じゃなくて、シリーズ1作目の方です。

パークの方です、パーの方!

ケーブルテレビで放送されていたので「おさらい鑑賞」してみました。

もう22年前の作品なんですね〜。

日本語吹き替え版だったのですが。
声を担当しているのが富山敬さん、永井一郎さん、納谷六朗さんだという。
みんな亡くなっているという、せつなさよ。

ああ、栄えた時代は過ぎ去っていくものなんですよ、声優さん恐竜も!

子役の吹き替えは、当時はまだ子供だった坂本真綾さんだという、そんな発見もありました。

キャストの中での発見は・・・チョイ役で、サミュエル・L・ジャクソンが出てたんですね!

しかも人間役です、恐竜役じゃありませんから!

主演のサム・ニールとローラ・ダーンの演技も素晴らしいです。
初めて恐竜を目にしたときの、驚きの表情。
ティラノ・ザウルスに追っかけられたときの絶叫。
どの演技にも説得力がございます。

2人とも考古学博士役なので、恐竜にロマンを持っているところが魅力的。
ローラ・ダーンが、横たわる恐竜に手を当てて「子供の頃から大好きだった恐竜よ」と、笑いながら涙を流すシーンに、もらい泣き。

ロマン泣きですよ!

ロマンの反面、恐竜を復活させたことを「自然界へのレイプ」などと評し、風刺が効いているところが、この映画の最大の特徴だと思います。
「ロマンと風刺」・・・これが新作「ジュラシック・ワールド」からは、あまり感じなかった要素だと、改めて思いました。

肉食恐竜の出番は少ないのですが、登場シーンの演出は、どれもゾクゾクします。
観ながら「こっ、こえ〜」と、自然と声が出てしまいました。

とくに、ジェフ・ゴールドブラムが発炎筒を持って、「こっちだ、こっち!」とティラノザウルスの気を引くところがコワーイ。

出てくる恐竜は、みんなメスなんですよね〜。

ああ、女性って怖いです!(←人と恐竜と一緒にしちゃいけません)

「ジュラシック・ワールド」の恐竜も怖いですが、「ジュラシック・パーク」の恐竜は心が無いですよね。

ナーンも考えとらん。

肉を食うことしか頭にナーイ!

目が死んでんの!!

そして「ジュラシック・パーク」の恐竜は、よく鳴きます。
大きな音でガオーッですよ。
その声に、泣きながら耳をふさぐ子供たち・・・。
見事な光景です。
音でも恐怖を表現しているのでした。

音といえば。後半の名場面。
子供2人が厨房に閉じ込められ、2匹のヴェロキラプトルに襲われるというシーン。

厨房の床を、恐竜から逃れるためにコソコソ移動する子供2人。

まるでゴキブリみたいにコソコソコソコソ!

子役スターが、屈辱の四つんばい!!

音を立てないように気をつける子供でしたけど。
ぶら下がっていた、お玉を落としてしまうんですよね〜。

ボクちゃん、それ見て「アッ、お玉が〜っ!お玉が〜っ!!」と叫びましたよ。

床に落ちたお玉の音に恐竜が反応。
子供の所在がバレてしまうという。

これを「痛恨のお玉事件」と呼んでいます。


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コメント 8

desidesi

先日テレビで “パーク” を観ました。
仰る通り、怖さがリアルですね。
これに比べると、“ワールド” の方は、
よくできた怪獣映画になっちゃってるとも言えます。
やっぱり “パーク” は、原作が怖かったからな〜♪ (๑◔‿◔๑)
by desidesi (2015-08-27 16:49) 

のむら

desidesiさん。
そうなんです、ワールドの方は楽しすぎるんですよね〜。パークの方は、出だしから既に恐怖映画の形でした。CG技術は発達しましたが、怖さはオリジナルのジュラシックパークを超えられませんよね。
by のむら (2015-08-27 20:48) 

ネスカフェ

のむらさん

これはまた懐かしいラインナップですね(^^)そういえばこの映画、CGの出来を見て驚いたスピルバーグがマペットの特撮場面を大幅に減らしちゃったんですよね。でも結果的にはそのCG場面のほうが古臭くなってマペットやアニマトロニクスの方が古びないという皮肉な結果になっちゃいましたね。「スターウォーズ」の特別編もそうでしたが、最新技術の導入というのはつくづく両刃の剣ですね。

そういえば、ローラ・ダーンを担当していた声優の弥永和子さんも昨年鬼籍に入られました。なくなった声優陣が活躍する映画を見直すのは辛い部分もあるのですが、見始めるとそう感じさせないほど没頭しちゃうんですよね。つくづく声優陣の匠の技を実感できます。

のむらさんも坂本真綾さんをご存知だったんですね。「プリティ・リトルライアーズ」のアリソン役の本名陽子さん、「ゲームズ・オブ・スローンズ」のディナーリス役の清水理沙さんなんかも子役出身ですね。ただ、ちょっと性に奔放な役柄とかを演じてる彼女たちの子役時代の初々しい演技を聞くと
「ああ、みんな女になっちゃったんだな」と少々残念な気分になります(←余計なお世話)


by ネスカフェ (2015-08-27 21:49) 

青山実花

書かれている事全てに肯きながら読ませていただきました。
「ジュラッシク」シリーズは、
やはり1が最高だと思います。
厨房の場面は、夢に出てきそうな恐ろしさでしたねよね。

サミュエル・L・ジャクソンって、
たしか出番がとても短かったと記憶しています。
主役をしたり、脇に回ったり、
なかなか使い勝手のいい俳優さんですね^^;

by 青山実花 (2015-08-27 22:24) 

のむら

ネスカフェさん。
弥永和子さんも亡くなってましたっけ?!そういえば、そうだったような気も。ありゃま、全員亡くなってる〜!そうそう、おしゃるとおり、最初は知ってる声優さんだと思っても、そのうち話に没頭してしまうんですよね。「声優」って存在を感じさせないところが、プロなんですよね。CG、古臭くなってしまいましたね。最新技術は、すぐに古くなるんですよね〜。

青山実花さん。
僕も1が最高だと思います!怖いですもんね。
厨房では、あの子供たち、よく生き残ったと思います。子供が観たらトラウマになりそうですよね。
サミュエル・L・ジャクソンって、当時はスターじゃなかったみたいですね。今は大スターだから、えらい出世したんだと思います。
by のむら (2015-08-27 23:12) 

ネスカフェ

のむらさん

あの映画の中で鬼籍に入られたのは、永井さん、冨山さん、弥永さん、納谷さんの4人だけで、他の方々はご健在だと思います。そういえば、マルコム博士俳優さんとエリー役の女優さんって実生活でも付き合ってたけど、担当声優さん(大塚芳忠さんと弥永さん)も夫婦というこれまた奇遇なキャスティングでした。

映画の中ではサム・ニールは子供嫌いの気むずかしい人ってカンジですが実生活ではきさくなよい家庭人で子役の子達とも和気あいあいとしていたと当時の記事でよんでホッとした記憶があります。ああ見えてサム・ニール、007のジェームズ・ボンド役の候補だったんですよね。あのちょっと怖そうな顔のボンドってちょっと想像つかないですね(^^)
by ネスカフェ (2015-08-28 00:06) 

culvergirl

そう言えば、サミュエル・L・ジャクソン、出てましたね〜。「パトリオット・ゲーム」でも、命を狙われるイギリス政府のお偉いさんと一緒に逃げる人たちの1人みたいな役で出ていて、後になって再見した時に「あらま、サミュエル・L・ジャクソンが出てたのね」と思った記憶があります。
サミュエル・L・ジャクソン、やっぱり「パルプ・フィクション」前と「パルプ・フィクション」後では、全然役のハクが違いますよね。トラヴォルタと一緒に、「パルプ・フィクション」で人生変わった人だと思います。
by culvergirl (2015-08-28 01:45) 

のむら

ネスカフェさん。
大塚さんと弥永さんて、ご夫婦だったんですか!うわ〜知りませんでした。声優さんて、割と職場結婚が多いですよね。サムニールの007って、今の路線じゃあ無いキャスティングですね。若い頃のサムニールで、昔の007の路線だったら・・・やっぱり無いか〜。

culvergirlさん。
サミュエルって、いつからスターになったのかな?と考えていたのですが。そうですよね「パルプフィクション」ですよね!あれでオスカー候補になり、タランティーノ作の常連にもなりましたし。それから出演作もマニアックになりましたよね。ジュラシックは、まさに出世直前の出演作だったんですね。
by のむら (2015-08-28 23:28) 

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