「デビル」★★☆ [映画日記]
なんか〜、M・ナイト・シャマランが監督した作品だと思いがちですが。
そんなのまやかし!
シャマランは監督なんてしていない。
アイツは、アイツはやっとらん!(←万引き息子をかばう父親かい)
シャマランの担当は「製作」です。
なんでもコレ、シャマランが考えたストーリーを、別な誰かに監督してもらうプロジェクト作品なんだってさ〜。
めんどくさいところは、誰かにやってもらうに限りますからな便所掃除とか!
「風呂掃除はワシがやる。便所のションベン拭きは嫁はんに頼む」みたいなもん!
旦那さま気取りですよ!!
確かにシャマランが考え付きそうなストーリーでした。
高層ビルのエレベーターに閉じ込められた数人が、密室状態の中で次々と血祭りに。
もしかして悪魔の仕業か!?…というスリラーです。
シャマランのお家芸「大オチ」も用意されております。
ミステリー仕立てで飽きることなく鑑賞いたしましたが、もうひとつボリューム不足な気が…。
だってアンタこれ、本篇時間80分ポッキリ。
すぐ済んだわい犬のションベンみたいに!
味は旨いのに、量が少ない弁当みたい。
「ちょっとこの弁当箱、ご飯のところ上げ底じゃん!」みたいな!
そんな駅弁みたいな映画であった。
でもシャマランが監督しなくて良かったかも。
最近のシャマラン監督作のイメージって「シャマラン?またつまんない映画なんじゃないの〜?」みたいな、悪い方向に行ってるからね。
この映画も、もしシャマラン自身が監督していたら「やっぱりシャマラン。イマイチだった。フン!」って思ったかもしんない。
そして「もうお国のインドに帰ったら。そんでカレー粉でも売ったら!」って思ったかも。
でも今回は知らない人が監督だったから、観たあとの感想は「ポッと出の監督にしてはオモロイ映画だった」と好感触に。
ネームバリューが下がったぶん、面白く感じてしまったのである。
見事な錯覚であった。(←錯覚かい)
この「シャマランが思い付いた話を誰かに監督してもらうプロジェクト」って、この先も続くらしいです。
シャマランのヤル気が全開。
めげてないところがスゴーイ。
というか…しぶとーい!
粘り強いよ東北人もインド人も!!
シャマランの頭の中では、次々とアイデアが湧き出ているようである温泉みたいに!
それこそ別府の地獄めぐりみたいに!!
出演者も知らない人ばっかりだったんだよね〜。
「なんか別の映画で見た顔かも」とも思うんだけど。
そうやって、鑑賞中ず〜っと思いだしてたんだけど。
最終的に結局やっぱり全く知らない人だった、っていう…。
そこんところにオチは無いのであった。
シャマランは つまらん ・・・てのが結論でしょうか?同意します。
by Ken (2012-02-01 16:58)
Kenさん。
おもしろい監督なんですけどね。結果的に残念なお方ですよね。
この人の監督作の予告編は、いつもワクワクさせてくれます。
予告編だけは・・。
by のむら (2012-02-01 20:38)