「ネバーランド」★★★ [映画日記]
劇作家ジェームズ・バリが 「ピーターパン」を生み出すまでの物語。
想像してたよりピュア指数の高い作品だったな。
「フォレスト・ガンプ」もまっつぁおな、子供心を持ったオッサンの話だよ。
幼稚園児みたいなオッサンなんですよ!(←気色悪いですか)
あるいは、ヒゲの生えた幼稚園児さ!!(←やっぱり気色悪いですか)
ジェ-ムズ・バリは結局不倫してると思うんだけど、「純愛だから良いんです!」と心の底から言ってるから、
「はあ、そうですか。そうかもしれない」と、許してしまいそうになりました。(←ホントは許しちゃダメ)
も〜日本版タイトルは「失楽園」と書いてネバーランドと読ませればよかったんだよ!
実物の天然キャラは始末が悪いんだけど、映画内ではピュアと感じてキラキラしてしまう不思議さよ。
ジェームズ・バリに思い を寄せられる未亡人役・ケイト・ウィンスレットの母親は「あの男と近づくんじゃないよ!」とイジワルキャラにされてたけど。
冷静に考えてみれば誰でもそう言うよね。
イジワルどころか、仏心さ!
本来なら、近づきたくない(浮世離れした)オッサンになりそうな主人公ですが、ジョニー・デップが演じるとサラッとした風合い。
むしろ小粋に見えました。
主人公、実物は萩本欽ちゃんみたいだったんじゃないの〜?
となると劇中劇のピーターパン役はおのずと、はしのえみあたりとオーバーラップ。(←欽ちゃんファミリーだから)
ホントは元祖ジャパニーズ・ピーターパン・郁恵をオーバーラップしてあげたかったのに・・・。
郁恵よ、すまん!
結局、観ていて、うっすらと泣いてしまいましたが。(←泣いたんか)
なぜ泣いてしまうのか理由がわからない。
あえて言うなら、中年男の不倫魂に感動したとしか言えないのが口惜しや〜。
クライマックスをケイト・ウィンスレットが持っていって、おいしいなあと 思ってたんだけど。
ラストシーンは一人の子役が引き受けております。
もうこの子役、冒頭の時点で、すでに顔から感動臭を出していたからね。
子役の泣き演技が最高すぎて、ジョニーもケイトも吹っ飛んだわい。
あのジョニーとケイトが紙キレみたいにね!
「漁夫の利」という言葉を 思い出させる子役だったよ。
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