「ゼイ・クローン・タイローン/俺たちクローン」★★★ [映画日記]
すっかり配信臭くなった男優、ジェイミー・フォックスも出ています。
「配信稼ぎ」の波に乗ってんの!
最近、病気で療養していたジェイミー・フォックスですが、病前に撮影された今作では元気いっぱいでした。
Netflixオリジナル映画で、2023年7月に配信された作品。
「うちのテレビ、壊れた?」と思うくらい、画面がザラザッラなんですけど〜。
「ワシの目にゴミでも入った?生ゴミでも?」と思いましたけども。
どうやら、そういう映像効果のようです、「あえて」なんですよ!
時代設定は1990年代くらいなので、当時主流の、VHSビデオ映像に寄せた映像なのかもしれません。
主演は、最近の「スターウォーズ」でおなじみのジョン・ボイエガでした。
ジョン・ボイエガって、あんまり映画で見かけませんが、お仕事がないのかな?
今作のボイエガさんは、街で薬の売買をしたり、娼婦を仕切ったりしながら、コツコツ地道に生きている、寡黙な青年役。
真面目なチンピラですよ!
しかも、「家族思い」で「心に傷あり」という、裏設定も盛り盛り〜!!
「お堅い不良」という、ネオ・チンピラ像を見せつけていました。
そんなボイエガさんと交流するのが、ジェイミー・フォックス演じるポン引きなのですが。
チャッラ!
大変なお調子者ですよ、いい年して!!
いつになく、軽い調子のジェイミー・フォックスが新鮮〜。
堅いボイエガさんと、チャラいフォックスというコントラストが良い感じ。
作風も、マジ路線になったり、お笑い路線になったりで、「揺さぶり」が効いてます。
2人の男性の間に、娼婦役テヨナ・パリスが加わって、デコボコ3人組の出来上がり〜。
デコボコのドリカム編成ですよ!(←死語)
黒人のみなさん、フライドチキンが好きですよね〜。
今作でも、「うまい、うまい」と言いながら、フライドチキンをバクバク食べる場面がありましたけども。
いっつも思う、「お野菜も食べたら?」と。
「便秘になるよ」と!
冒頭から、夜の街での銃撃シーンなどがあり、「ハード・クライム・バイオレンス」風味で物語は進行するのですが。
ある時点で、突然「コメディ調のSFスリラー」風味に劇的チェンジ。
「俺たちの街が、謎の科学者に支配されている?俺たちはクローンなのでは?」という、都市伝説みたいな謎を追う、楽しい展開です。
また、ある時点で、人種ネタを絡めた筋書きになって、わたくし「ピン」ときました。
同じく人種ネタをフィーチャーしたスリラーでヒットを記録した、ジョーダン・ピール監督作「ゲット・アウト」(2017年)みたいな作品にしたいのでは?!
総じて、今作は流行作と言っていいと思います。
ちゃっかり、製作にジェイミー・フォックスの名前があって、「配信稼ぎ」慣れも感じました。
「ジョン・ボイエガって、あんまり映画で見かけませんが、お仕事がないのかな?」
http://geektyrant.com/news/netflix-orders-doc-feature-einstein-and-the-bomb-as-well-as-john-boyega-narrated-doc-series-world-war-ii-from-the-frontlines-more
the John Boyega-narrated World War II: From the Frontlines, which is billed as a “moving and innovative six-part documentary series” that uses restored, “spectacular and rare WW2 footage, much of it shot by the soldiers themselves,” to create an immersive cinematic experience.
ネットフリックスのドキュメンタリーのナレーター.....
by サンフランシスコ人 (2023-09-01 02:25)
サンフランシスコ人さん。
声の仕事もしているんですね!顔を出す仕事も増えるといいですよね。
by のむら (2023-09-02 15:18)