「ライダーズ・オブ・ジャスティス」★★★ [映画日記]
マッツ・ミケルセン主演で、近年の代表作「アナザーラウンド」と同時期に公開されたデンマーク作品です。
「アナザーラウンド」のB面映画ですよ!
どうしても「アナザーラウンド」と比べてしまいますけども、なんか両作、何か似てると思う〜。
共通してるんですよ、どっかが!
主人公を含めた中年男性チームが、ワチャワチャしながら、おじさんの悲喜を物語る感じ。
もしかして「中年男性チームがワチャワチャする」というジャンルでしょうか?!
ワチャワチャしながらも、おじさんたちは浪花節を効かせていますね。
今作も「アナザーラウンド」に似た「おじエモ」が息づいていたと思います。
おじさんのワビサビですよ!
当分、マッツ・ミケルセンは、北欧作品では、この路線で行く気がしました。
安定路線ですよ!
「アナザーラウンド」では高校教師役だったマッツですが、今作では全く違うキャラクターに。
まさかの軍人役〜!
マッツが軍隊、率いてんの!!
マッツの軍服姿って、ありそうで無いから新鮮でした。(←「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」(2023年)ではナチ制服を着ちゃってましたけども)
そんなマッツが、ティーンエイジャーである娘の元に戻り、ある復讐を企てる、というサスペンス風味の設定。
バイオレンス表現も激し目です。
結構な銃撃戦が繰り広げられて、マッツも、まあまあ人を殺してましたけども。
なんでか、警察の捜査は行われていない様子でした。(←禁句)
またマッツは、娘のボーイフレンドには、初対面でグーで顔面をパンチ!
友人が気に食わぬことを言っても、グーで顔面をパンチ!
そんなマッツを見て「こういう中年男性って困る。付き合いづらい」と思いました。
殴られた方は、みんな顔面に怪我をしていますが「大丈夫。マッツは悪くない」くらいに思っていて、「なんとまあ、北欧の男性はお優しいことで」と思いました。
娘は父マッツに「お父さん、すぐに人を殴るなんて、頭おかしいんじゃないの?!普通なら通報されるよ!」とキレていて、「おっしゃる通り」と思いました。
今作のマッツは、「家族や仲間がいるランボー」みたいな感じの暴力キャラクターで、イマイチ、好きにはなれないのが残念でした。
今作のマッツに、良いところは、見当たらなかった気がします。
せめて「子犬を拾う」とか、「捨て猫に牛乳をやる」とかの場面があればねぇ。
イメージアップするんですよ、動物でも何でも使って!
しかしながら、「暴力や復讐の虚しさ」みたいなものは感じる内容になっていましたね。
まだまだマッツは使える人材ですね。
まだまだ旬の香りがする50代男性でした。
「デンマーク作品です...」
米国の映画館では、基本的に、デンマークやフランス作品の上映はありません...
by サンフランシスコ人 (2023-07-12 01:29)
サンフランシスコ人さん。
米国では上映されないんですね!知りませんでした。
by のむら (2023-07-13 10:15)
米国では、フランス映画は日本映画に勝てない?
http://cstpdx.com/hanabi/
Join us for the very first Hanabi Japanese Film Festival—a two-week series celebrating a wide range of works from Japan, spanning from the 1950s to present day.
ポートランド (オレゴン州)で、日本映画祭開催中....
by サンフランシスコ人 (2023-07-25 04:01)
サンフランシスコ人さん。
ポートランドの人に、日本映画を楽しんでいただきたいです!
by のむら (2023-07-25 09:58)
「米国では、フランス映画は日本映画に勝てない?...」
2023年9月にロサンゼルスで、小津安二郎映画祭開催......
http://www.academymuseum.org/en/programs/series/yasujir-ozu-in-color-the-final-six-films
「ポートランド (オレゴン州)で、日本映画祭開催中.......」
オレゴン州の経済状況は良くないので、レストラン業界が日本映画祭に期待している?
by サンフランシスコ人 (2023-07-26 01:55)
サンフランシスコ人さん。
ポートランドで、日本映画祭が盛り上がるといいですね!
by のむら (2023-07-27 10:07)