SSブログ

「聖闘士星矢 The Beginning」★★☆ [映画日記]

TheBeginningKnightsoftheZodiac.gif

 

車田正美さんの人気漫画「聖闘士星矢」が、まさかのハリウッド実写化〜。

 

タイトルに「The Beginning」と付いていますね。

 

ひっついていますね!

 

内容は、壮大な物語のイントロって感じなのでしょう。

 

全然、話が進まーん!

 

主人公の少年、星矢が、ヒーロー化するか、しないか、という時点のお話ですね。

 

人生の分岐点ですよ、進路指導の時!

 

くすぶっているんですよ!!

 

「まだ、そこかい。先、長っ!」と思いながら観ていました。

 

大きな悪役も不在ということで、クライマックスも、さほど盛り上がりませんでしたね。

 

「いくつか続編を作って、その中で盛り上げれば良い」という製作側の判断なのかもしれませんけども。

 

「初回からドカーンとハジけてほしかった。どうせ続編なんて無いんでしょ?」というのが、正直な印象です。

 

実写化にあたり、作風をリアル志向か、軽快でポップなマンガ志向にするか、製作側も迷ったと思うのですが、どうやらリアル志向にしたようですね。

 

漫画「聖闘士星矢」をリアル志向で仕上げるのは、さぞや難しかったと思います。

 

仮に、軽快でポップなマンガ志向にしたとしても、「聖闘士星矢」の甲冑姿(聖衣)をカッコ良く見せるのは困難だったでしょうね。


 

これは、大変な企画でしたね。

 

大変なバクチですよ!

 

スタッフも出演者にも迷いが見えましたが、「完成しただけでも良し」ですよね。

 

星矢役に大抜擢された新田真剣佑くんは、本当によくやっていますね。

 

初のハリウッド作主演に、お父さんの千葉真一さんも喜んでいることでしょうね、草葉の陰で!

 

真剣佑くんは、英語がネイティブだし、格闘も本格派だし、今後もハリウッドでやっていけそうと思いました。

 

ハリウッド作でのアジア・イケメン像って、キレ長の目、薄い鼻・口、のような感じだと思うのですが。

 

真剣佑くんの姿は、そういうステレオタイプのアジア・イケメンとは、全く違うところが良いですね。

 

持ち味である「日本っぽいイケメン像」を、ハリウッドで浸透させていただきたい、と思いました。

 

本作には、ショーン・ビーン&ファムケ・ヤンセンが出演していることも話題ですね。

 

バックアップしてるんですよ、ハリウッドの2大B級スター様が!(←失礼)

 

久々に見たショーン・ビーンは、そりゃまあ、まだまだカッコ良いですけども。

 

だいぶ老けていて、イアン・マッケラン化が進んでいましたね。

 

昔のショーン・ビーンといえば、ヤラレ役(殺され役)として名を上げていましたけども。

 

令和なった今、こんな映画の中でもボコられていて「嗚呼」と思いました。

 

ファムケ・ヤンセンも、現代が舞台の富豪役でありながら、アホみたいな宇宙船に乗ってご登場!

 

「あなたも、まだそんな役で?!嗚呼」と思いながら観ていました。

 

真剣佑くんにとっては、大抜擢の大作でしょうけども。

 

ショーン・ビーン&ファムケ・ヤンセンのファンとしては、「聖闘士星矢落ち」したとしか思えないのが、残念ですね。

 

 


nice!(3)  コメント(3) 

nice! 3

コメント 3

zebra

のむちんこさん お久しブリ~フ笑
さて「聖闘士星矢 Beginning」 見に行きましたが まあまあでしょうかね・・・・いや 10点満点中 5点かな。

新田真剣佑さんは悪くはないんですよ・・・悪くはないんですけど・・・・

のむらさん こう言っちゃあアレですが 漫画やッコミック原作を実写化というジャンルは 原作ファンからすると評価は厳しいんですよ。
のむらさんも以前記事にされていました「シティーハンター史上最香のミッション」でも 原作者の北条司先生や原作ファンも絶賛させたと聞き 見てみたのですが 

「これは 絶賛するわ~」と納得いきました。<>は引用させてもらいました
by zebra (2023-05-14 07:20) 

zebra

<彼による、原作再現への情熱が素晴らしいです。

実写化映画において、原作のフンイキを完璧に再現することは出来そうでいて難しいこと。

それは監督の個性を殺す、ということですので。

ラショーさんは表現者としては、自分を犠牲にしてるんですよね。
魂を差し出しているんです!

頭が下がる仕事ぶりでした。>

by zebra (2023-05-14 07:24) 

のむら

zebraさん。
聖闘士星矢を観たんですね!日本では、マンガ原作映画はコスプレショーにした方が、なぜか「原作への愛がある」と解釈されて、良しとされますね。米国製のマンガ原作映画も、大昔はコスプレショーでしたが、「バットマン」(1989年)あたりから、「マンガ原作映画は、映画作家のセンスでアレンジした方がカッコいい」という風潮になって、今もそのままだと思います。このような日米の解釈が180度違うため、日本のマンガを海外で実写化すると、中途半端になるのかと思います。
by のむら (2023-05-14 15:19) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。