「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」★★★ [映画日記]
日本が生んだ世界的キャラクター、スーパーマリオが、ついにハリウッドのCGアニメ大作に。
凱旋じゃーっ!
すでに世界中で、記録的なヒットを飛ばしている今作。
冒頭、映画製作会社ロゴが出るところで「Nintendo」と表示されて、早速、胸を掴まれました。
えぐられたんですよ!
内容は、ひたすら楽しいですね。
任天堂のゲーム「スーパーマリオ」関連シリーズの楽しい部分を、映画フォーマットに落とし込んでいますね。
劇中では数々のアクション場面があるのですが、任天堂のゲーム画面っぽい平面感もありながら、同時に、映画らしいスペクタクル感も持ち合わせています。
ゲーム画面を思い出しながら、映画を楽しんでいる感じですね。
今まで使ったことのない脳を使いながら鑑賞した、という気がしています。
脳活に良い映画ですよ、知らんけど!
ゲーム「マリオカート」をモチーフにしたパートは、独自のカッコ良さが全開に。
「そうそう、マリオカートは、カッコ良いんだよね」と思ってワクワクしました。
この映画では、楽しむべき点は物語ではなく、任天堂が打ち出した「楽しいだけの世界」という、任天堂スピリットなのかもしれません。
複数のゲームを混ぜ合わせているから、ゴチャゴチャした世界観なのですが、「どれもカラフルで楽しい世界」という共通点があり、カオスでありながら、まとまり感がありましたね。
クライマックスでは、胸打つ場面も。
マリオとルイージの「兄弟愛」が、エモーション場面を担当。
マリオとルイージの助け合う姿が、かわいすぎる〜。
コレ、実写だと、見た目がガチなオッサン兄弟になるから、CGアニメ表現で良かったです。
キノピオも、かわいかった〜。
キノピオが悪者に電流を流されて苦しむ場面は、かわいそうでした。
あのかわいいピノキオが呻いてましたから!
ああ、キノピオが、まさかの電流責めに遭おうとは?!!
かつてピコピコ音だったゲーム音楽は、壮大な映画音楽にアレンジされていて、聴いているだけで感激〜。
聴きながら震えたヨ!
お馴染みのゲーム音楽が、良い場面で使われるのです。
昭和の時代にはドット絵だったスーパーマリオが、今、立派なCGアニメ大作になって日本に帰ってきた、という感慨を音楽が盛り上げて、変な涙が出てまいりました。
アイテム「スーパースター」で無敵化する時の音楽が流れたときは、お涙ジャーッでした!
キャラクターデザインは、ほぼゲームと同じ仕様ですね。
映画になるから、といって、とくにキャラクターデザインの変更はございません。
ゲーム画面で見るマリオ等は「どことなく西洋風」に見えていたのですが。
映画の劇中で、制作スタッフがデザインした映画用オリジナル・キャラクターと比べると、マリオ等は明らかに日本っぽいデザインであることを実感。
黒目重視、鼻は省略、骨格は省略、口は小さめ、など、日本っぽいデザイン性が際立っていました。
ピーチ姫のデザインに関しては、ややバタ臭い方向性でしょうか。
仕草やノリにニコール・キッドマン感を感じました。
ピーチ姫の担当声優が最旬女優アニャ・テイラー=ジョイという点には、製作側の本気度を感じました。
間違いなく続編は作られるでしょうね、こんだけ稼いだら!
続編では恐竜キャラクターのヨッシーに活躍してほしいな。
恐竜ネタで、もうひと稼ぎしてほしいです!
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Nintendo and Illumination present The Super Mario Bros. Movie Official Storybook
- 出版社/メーカー: Random House Books for Young Readers
- 発売日: 2023/04/11
- メディア: ハードカバー
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