「パラレル・マザーズ」★★★☆ [映画日記]
ペドロ・アルモドバル監督による母ものです。
2人のシングルマザーが、同じ病院で、同じ日に出産して始まる、母物語。
赤ちゃんにまつわる展開が続き、ここだけ見れば「是枝裕和作品」っぽいお話なのですが。
妊娠に至る抱かれ方から、出産時のトラブル、出産後に発覚する「赤ちゃん事件」の数々は、悪夢感が満点です。
これはマザーズ・ナイトメアですよ!
脚本も書いた監督に対して「アンタも、よく思いつくね、こんな話。スゴイよペドロ」と思いました。
客の気を引く、娯楽感のある映画かと思いきや、後半はメッセージ性のある作風に劇的チェンジ。
映画作家が言いたいことをズバッと発信している、骨のある映画に仕上がっていました。
「さすが世界レベルの巨匠」だと思いました。
現代において、家族の形は色々あっていいけれど、自分のルーツを重んじる気持ちや、受け継いだDNAを守ることは忘れてはならない。
そんな信条を物語にした映画だと思います。
主人公ジャニス役を演じているペネロペ・クルスがキレイ〜。
足、細っ!
もはや棒ですよ、ほうきの柄!!
そうかと思えば、出るところは出ているし、スタイル抜群〜。
さすが、実生活での元カレがトム・クルーズやマシュー・マコノヒーですよ。
「一流の白人男性をメロメロにできるスペイン女・世界一」の実力を存分に発揮しています。
売れっ子の写真家役で登場するペネロペ。
確かに、美人写真家に見えないこともありません。
物語の序盤は、年齢設定30代のペネロペ。
確かに見えるぞペネロベ、30代に!
どうなってるんでしょうか、この人は、隅から隅までステキなんですけど〜。
今回の演技で、第94回アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされたことも納得の魅力でした。
劇中では、「化粧するから」と、デートする男を待たすペネロペ。
化粧前と化粧後の変わりようにもビックリ。
すっぴんのペネロペも、そりゃまあ、かわいいのですがね〜。(←フォロー)
女性の印象を180度変えてしまう、化粧の威力もスゴイな〜、と思いました。
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