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「ドリームプラン」★★★ [映画日記]

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テニス選手のビーナス・ウィリアムズとセリーナ・ウィリアムズが、いかにして世界的なプレイヤーになったのか、その裏話を描いた作品ですけども。
 
「スポ根もの」ですけども、「エースをねらえ!」みたいな!(←死語)
 
今作の特徴としては、ビーナス&セリーナ姉妹は脇役。
主人公は、その父ちゃんという仕様に。
 
「父もの」映画なんですよ!
 
製作・主演のウィル・スミスが、父役を大熱演。
 
賞レースを狙い撃ちですよ、スミス殿下が!
 
スポーツ試合の熱さ、家族ドラマの暖かさが、同時に味わえる感動作に仕上がっていました。
 
お父さんの名はリチャード・ウィリアムズ。
5人のお子様をもうけてますが、全員娘!
 
お家に帰ったら女、女、女、女、女〜!!
 
お家はちんまいですよ、仕方ないです、5人も育てるのはお金がかかりますから。
 
「貧乏人の子だくさん」ってやつですよ!
 
テニス選手を育てるプランは完璧でも、「子を適度に増やすプラン」は難しい、っていうやつ!!
 
劇中では、ほぼ描かれてませんが、ビーナス&セリーナは現在の妻との子。
その他の3人娘は、前妻との子らしいです。
 
5人娘は全員仲良しで、家でも外でもキャッキャ、キャッキャ!
 
かしましやーーっ!!
 
ビーナス&セリーナも、性格がかわいい〜。
世界的なスポーツ選手だし、勝ち気で、どこか尖った感じのする娘さんかと思っていたのですが、純粋無垢な優しい子でビックリしました。
それもこれも、父リチャードさんの教育の賜物のようです。
 
父リチャードさんは、いくつもの顔を持つ男性。
 
良き父親、テニスのコーチ、そして頑固オヤジですよ!
 
この人は、娘を一流選手に育てただけのことはある、他人の言うことは聞かぬ人。
 
正直、わがまま!
 
我が道を行ってるのは分かりますが、関わる大人たちは振り回されて大変そうでした。
 
劇中では、良き父親 → テニスのコーチ → 頑固オヤジ… という表現ローテーション。
 
最終的には「良き父親」でラストを迎えるという、感動路線の構成になっていました。
 
全体的に、良い感じに人種問題が組み込まれているんですよね〜。
 
社会派テイストが隠し味!
 
塩ひとつまみですよ!!
 
父リチャードさんは、若い頃に人種差別で苦労した経験があるため、黒人選手が好成績を出して目立つことを恐れている、という裏設定。
「黒人は前に出ると叩かれる」という不安描写が繊細でした。
 
父リチャードさんは、勉強や作法などの教育に熱心なのは、娘たちを偏見から守るため、という理由に深みが。
かなり説得力のある人物像になっていました。
 
また、父リチャードさんが、不良たちに暴力を振るわれる場面も。
 
その場面を観たときは、「ウィル・スミスもアカデミー賞にノミネートされた理由は、このボコられ場面か。こういう場面は白人の審査員によく効くと思いました。(←いやらしい)
 
父リチャードさんがスゴイだけでなく、実は母ブランディもスゴーイ。
 
医療関係の仕事をしている母ブランディですけども、スポーツ大好きっぽい。
 
運動マザーですよ!
 
休日は、娘を特訓する鬼母コーチ。
 
シゴキのホリディですよ!
 
スポーツ夫妻の子も大変だな、と思いました。

 

 

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