「マザー/アンドロイド」★★★ [映画日記]
クロエ・グレース・モレッツちゃんのことは、子役時代から活躍を見てきてますけども。
子供服を着てた頃からですよ!
そんなクロエちゃんも、「ネイバーズ2」(2016年)では女子大生役を。
ギャル化したんですよ!
「トムとジェリー」(2021年)では労働者役を演じるまでに成長。
もう就職ですよ、あの子!
順調に大人になったクロエちゃんが、今作で演じたのは母親役。
見守り続けて、すくすく育ち、ついに実がなったーっ!(←茄子かい)
「クロエちゃんて童顔だし、母親役なんて演じれるかな?」と思いながら鑑賞しましたけども。
おでこを出したヘアスタイルが大人っぽいし、その他、様々な演出により、なんとなく母親感を醸し出すクロエちゃんが女優でした。
プロですわな、芸歴長いし!
作品ジャンルはSF。
アンドロイドが世界を支配した世界にて、危険を回避し、細々とサバイバル生活をする人々を描いています。
ゾンビが蔓延した社会を描いた人間ドラマ「ウォーキング・デッド」のゾンビ要素を、丸ごとアンドロイドに置き換えたような世界観になっています。
「ウォーキング・ロボット」という感じですよ!
米国ではhuluオリジナル映画として配信されましたが、日本では、なんでかNetflixオリジナル映画として配信。
稀に見かける「配信サービスたらい回し系」の作品になっています。
クロエちゃんと恋人の男性による、1組のカップルがメイン・キャラクターなのですが。
クロエちゃんを抱いた若い男性役が、ウィル・スミスそっくりでビックリしました。
これでは、まるでウィル・スミスがクロエちゃんを抱いてるみたいではないかーっ?!…と思いましたが、すぐに目が慣れて、ウィル・スミスとは別人と認識。
恥ずかしかったです、取り乱した自分が!
冒頭から妊娠しているクロエちゃん。
抱いた男性とは結婚していないのに、身ごもっている。
デキちゃったんですよ!
しかしデキ婚もできない世界。
役場なんてありませんから!
本編が15分も進むと、「もう生まれそう」と言っているクロエちゃん。
おなかパンパンのままで、敵のアンドロイドに命を狙われたりして、危機感は十分に表現されています。
もはや、ジャンルは臨月アクションですよ!
なんかもう、そんな様子を観ているだけで辛いのですが。
逃げ回らないで、とっとと産婦人科に行ってほしい。
さっさと分娩台に上がってほしいんですよ!
「映画だし、いつか辛い時期も過ぎて、やがてクロエちゃんも幸せを掴むだろう」と思いながら観ていたのですが。
ず〜っと状態は辛いまま。
むしろ、話が進むほど、辛くなる一方。
最後の方まで、辛くて辛くて仕方ない!
どうなってるんでしょうか、この映画は?!
もう堪忍してほしい!
母性という題材を活かして、観客を辛くさせるタイプの、卑怯なお話でした。
「終焉を迎えた世界」と「母性」は、相性は良いと思います。
そんな世界で生まれてくる子は、絶望にも希望にも捉えることができますので。
使える素材なのでしょう、赤子は!
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