「プリズナーズ・オブ・ゴーストランド」★★☆ [映画日記]
読んでみたい。
ナナメ読みでもしてみたい!
この映画をホメちぎっている感想文を読んで、作品の魅力を教えていただきたい。
何卒〜!
園子温監督が、ニコラス・ケイジを主演に迎えて制作した、米国進出作なのですが。
間違いなく巨匠の園子温さん。
腕前は確かなはずで、正統派の映画を撮ったら評価されると思うのですが。
今作では、あえての変化球!
大事な米国進出作で、まさかのハメ外し!!
ハチャメチャなノリでB級感を押し出した、奇抜なファンタジー・アクション作品に仕上げてきました。
映画作家として、一切、守りに入っていないところは素晴らしいです。
攻め込んでんの、米国に!
切り込んでるんですよ!!
制作への熱量も感じます。
また、他に似た作品が思いつかない、オリジナル感あふれる世界観も見事です。
いっぺん見たら、まぶたの裏にこびりつく!
そのまま寝たら、うなされそう〜!!
しかし同時に。
洗練味がナーイ!
この世界観が「ステキ」か「ステキでない」かで言えば、申し訳ないけどステキじゃナーイ!!
米国の西部劇に、侍や花魁などのジャパン・カルチャーを融合した世界。
「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」みたいなもんですよ、ちょっと違うけど!
そこに自動車やスマホ、ネオンサインなど、現代的なアイテムをあしらってゴチャゴチャしてる。
ドン・キホーテの店内みたいなもんですよ!
ワシら日本人って、ドン・キホーテの店内を見ても「ステキ」とは思わないじゃないですか〜。
でも、外国人観光客の目から見ると、こういう「ゴチャゴチャ感」は新鮮に映るのかも。
モブキャラたちの芝居も、あえての「ヘタウマ」で、英語のセリフもカタコトだし、観ていて辛いのですが。
キツいのですが!
外国人の観客が観ると、こういう芝居も面白がってくれるのかな。
確かに、外国での作品評価は、低くないんですよね〜。
外国でのウケを狙って、あえて「ダサめ」に制作しているなら、たいしたもん。
計算高いタヌキですよ!
ニコラス・ケイジも、よくこんな映画に出てくれたな〜、と思いましたけども。
親日家だし、嫁は日本人だから、日本人監督にも協力的なんでしょうね。
家に帰ったら、日本人を抱いてるんですから!
ヒロイン的な役で、ソフィア・ブテラも大熱演。
おかしな芝居を要求されたと思いますが、よくがんばって要望に応えていたと思います。
根がマジメな子なんでしょうね。
マジメすぎて損するタイプですよ!(←失礼)
さっきまで、苗字を「プテラ」だと思ってました、ブじゃなくてプーッ!
これからは、ちゃんと「ブテラ」と呼んであげようと思います。
プじゃなくてブの方で。
高木ブーのブーで!
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