「ジョナサン -ふたつの顔の男-」★★★ [映画日記]
2019年に日本公開された、SF風味のスリラー作品です。
amazonプライム・ビデオで観るには最適の「ちょっとした小話」。
口寂しいときに、ちょいとつまめる気楽なスリラー!
まあまあ面白かったです。
アンセル・エルゴートが演じる主人公ジョナサンは多重人格。
マルチ人間ですよ!
首に埋め込んだメカにより、昼間はジョナサン、夜間はジョン、という二重生活を送る毎日。
1日を分け合ってんの、2つの人格で!
お互いの日常は、ビデオレターで情報交換をしています。
まるで恋人同士の交換日記!(←死語)
ある日、夜間担当のジョンの服から、バーの紙ナプキンが出てきて、昼間担当のジョナサンがジョンに「アンタ、どこ行ってた?」。
「もしやワシに黙って、デートしてたんか?!」と疑いの目!
夫婦ゲンカ(みたいなやつ)に発展!!
2人の人格に、1人の女が加わって、妙な三角関係になるところが楽しいです。
名脇役なんですよ、2人の人格に抱かれる女が!
出演者の数は少ないのに、複雑な人間関係や、コミュニケーションのすれ違いが描かれていて、コスパ最高。
ギャラは抑えて、物語は充実!
ジョナサンは生真面目、ジョンは陽気な遊び人という人格なのですが。
主に髪型で個人を判断。
ジョナサンは横分け、ジョンは毛先が遊んでる!
「タッチ」のカッちゃんとタッちゃんみたいなもんですよ!!
2人の人格は、双子のような、恋人のような、家族のような、不思議な絆を持っています。
切っても切れない関係ですが、もつれた人間関係の結末は一体どうなる?…という点が見どころです。
ラストシーンは、いろんな解釈が可能なタイプで、いい感じにまとめていたと思います。
SF短編小説でも読んだ気分になれる作品でした。
物語の序盤には、探偵が出てくるのですが、演じているのはイケメンのテレビ男優ボマ夫さん!(←マット・ボマー)
観ながら「こんなシュッとした美形の探偵はいない。尾行してても、華がありすぎ目立つわい」と思ってしまいました。
ジョナサンの主治医を演じているのは、パトリシア・クラークソンでした。
「メイズ・ランナー」シリーズでもそうでしたが、何か研究している役を演じると印象を残しますね。
ハマり役が研究ババアなんですよ!
白衣も似合うし、怪しさも出せています。
インテリ系・怪奇女優なのでしょうね。
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