「密航者」★★★ [映画日記]
主演はアナケンなのですが。(←アナ・ケンドリック)
今度のアナケンは宇宙に行った!
宇宙服を着て、ロケットで飛んでったわい!!
SF映画に、ガール風味のアナケンが出ていることが不思議〜。
正直、似合わぬ!
しかし、そんな違和感が新鮮でした。
アナケンを乗せたロケットが、宇宙ステーションにドッキング。
しばし宇宙で暮らすことになったアナケンですが、宇宙ステーションに不具合が起きる、という展開。
西洋の宇宙映画では、エイリアンが出て来ない場合、人間の危機は「酸素不足」で表現するのがお約束。
今回の物語でも、やっぱり「なんかさ〜、酸素足りん」というセリフが続出。
「酸素不足」という作品ジャンルでした!
乗組員が多すぎるから「口減らし」をしたい、という、なんとも道徳的なスリラーに発展。
なんか教育的〜!
一体誰が犠牲になるのか、という点が見どころの作品です。
乗組員は数人いるのですが、人種も様々。
ラストまで観ると、「人種映画」としての趣も感じられるし、奥深いお話でしたけども。
全体的に、めちゃめちゃ陰気〜!
ずーっと真っ暗!!
観終わった瞬間までひたすら辛く、観客を心苦しい気持ちにさせる、珍しいタイプのSF映画に仕上がってました。
船長役は、近年では持ち前のオカルト顔で、オカルト路線を極めつつあるトニ・コレットでした。
今作でもイキイキしてるね、そのオカルト顔!
あの顔で、観客をオカルト世界にいざなってくれていました。
オカルト世界への、夢先案内人なんですよ!
生物学者役を演じているのは、テレビ男優のダニエル・デイ・キムさんなのですが。
アナケン、コレットの次の、3番手という大役。
テレビ男優としては、かなり良い扱いだと思います。
劇中で、ダニエル・デイ・キムさんが死んでしまうか、生き残るのか、興味津々。
アジア代表としても重要な役だったと思います。
鑑賞中は「がんばれアジア」という気持ちになっていました。
作品は、元々ソニー・ピクチャーズが配給権利を持っていたようですが。
コロナ等いろいろあって、結局Netflixが権利を買い取り、2021年5月に配信〜。
結局、Netflix様が垂れ流し〜!
いつだって、Netflix様がダダ漏らす!!
しかし、それで良かったと思う〜。
劇場で流すには陰気すぎて、今だと客がふさぎ込んじゃいますからね。
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